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NetEaseは、3月20日(現地時間)よりアメリカ・サンフランシスコにて開催予定となっている「Game Developers Conference 2023」への参加を表明、同社から20名以上のゲームエキスパート/ゲームクリエイターが出席し、各セッションで多彩なプレゼンテーションを実施すると発表しました。
NetEase「GDC 2023」参加発表、16以上ものプレゼンテーションを実施
NetEaseは、2023年度の「Game Developers Conference(GDC)」に参加し、同社の社員が「Core Concept」と「Summits」のセッションで16以上ものプレゼンテーションを行います。NetEaseからの発表者は、『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』、『ライフアフター』、『NARAKA: BLADEPOINT』などの大ヒット作の成功事例をご紹介する予定で、機械学習を用いてゲーム開発を効率化させる方法を解説し、卓上ゲームの未来について議論し、ゲームコミュニティの運営と育成についての洞察を共有します。
また、NetEase GamesはエキスポエリアのS1332ブースにて、「Developing a User-Generated Content Platform Ecosystem(ユーザー制作コンテンツプラットフォームのエコシステム構築)」と題したプレゼンテーションの中で、「CliCli」をご紹介します。CliCliは、ゲームエディターとグローバル配信プラットフォームを統合したもので、コードを書く必要性といったゲームクリエイターの参入障壁を取り払うことで、ゲームデザインに集中していただき、より手早く市場に参入できるようサポートします。
合計20名以上のNetEaseのエキスパートが、イベントでプレゼンテーションを行う候補に挙がっています。以下はGDCに向けたNetEaseラインナップの中から、いくつか抜粋したものです。
「An Exploration of Attracting New Users Through Livestreaming Traffic-Buying(ライブストリーミングのトラフィック購入による新規ユーザー獲得の模索について)」
Fantasy Westward Journey(夢幻西遊)チームがプロダクトマーケティングの役割を共有。当チームは10年以上にわたってフランチャイズを継続し、プレイヤーにゲームへの復帰を促すソーシャルメディアベースのマーケティング戦略を活用しています。「Achieving High-Quality 90fps Realism in a Mobile Game, Technically and Visually(モバイルゲームで技術的かつ視覚的にリアルな高画質90fpsを実現)」
3月16日にリリースされる、モバイルタイトルのハイスピードドライブアクション『エースレーサー(Ace Racer)』のチームが、オンラインにて検証済みである高品質のリアルなグラフィックを確保しながら、90fpsの滑らかな体験を実現させた方法を詳しく紹介します。レンダリングパイプライン、車両場面の最適化とそのプロセスのアイデアなど、グラフィックとパフォーマンスを両立させた方法を多角的に共有するセッションです。「Is Beauty Emotional or Rational: Cosmetics and Consumer Choice in [Naraka: Bladepoint](「美しさ」とは感情的あるいは理性的なものか~『NARAKA: BLADEPOINT』にみる外観と消費者の選択)」
同作では、プレイヤーは数百種類以上のキャラクタースキンを選ぶことができます。ThunderFireのシニアUXリサーチャーであるXinwei Chang氏が、いかにして同作のリサーチチームが消費者の一般的な選択パターンを把握し、キャラクターのスキンに隠された美しさの抽象性を数値化させたかをプレイヤーの美的嗜好を分析しながら発表します。「Efficient Software Occlusion Culling on Mobile Platform in [Life After](『ライフアフター』にみるモバイルプラットフォームでの効率的なオクルージョンカリング ソフトウェア)」
NetEase GamesのゲームエンジンプログラマーであるWenhui Tao氏が、非常に安価なコストで高速カリング処理を行い、ゲームパフォーマンスを向上させてくれる効率的なオクルージョンカリングソフト(SOC)を共有します。参加者は、データ整理や、リアルタイムのカリングアルゴリズム実装から高品質なオクルージョンメッシュの生成まで、カリング処理で発生する様々な問題と対処法について学ぶことができます。「From Copy to Subscriptions: A Statistic Perspective of [Naraka: Bladepoint](買い切り型からサブスク型へ~『NARAKA: BLADEPOINT』の統計データによる視点)」
同作は、大勢のプレイヤーが同時に参加する必要がある「バトルロイヤル」というジャンルと、「近接戦闘」を組み合わせることに世界で初めて成功したゲームです。PC版に続いてコンソール版でもリリースされており、このセッションでは、有料から無料ゲームへの移行に伴う課題と戦略、そしてゲームデータをビジネスに関する推測材料として活用しながら、プロジェクトにおける決断を裏付けていく方法について学ぶことができます。「Creating the Art of [Harry Potter: Magic Awakened](『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』のアート制作について)」
NetEase Gamesのゲームリード アーティストであるQingfeng Zeng氏が、定型化させた手描きによるアート制作工程の全体像や、同作の開発における詳細な洞察を共有します。「The State and Future of Board Games(ボードゲームの現状と未来)」
リサーチャーのMing Liu氏が他の卓上ゲーム開発者やジャーナリストと共に、パネルディスカッション形式で、独創的なアイデアや新しいアプローチ、さらには新テクロノジーを取り入れ続ける卓上ゲームの継続的発展・開発・多様性について議論します。「Caring for Togetherness: Nurturing Hybridity in the Cross-Platform Game Community(一体感のケア~クロスプラットフォームゲームのコミュニティにおけるハイブリッド性の育成)」
NetEase GamesのUXリサーチャーであるBingjie Yu氏が登場し、Thunderfireがゲーム開発者やコミュニティマネージャーに向けてガイドラインや戦略を練り、よりオープンで誠実的かつ持続可能なハイブリッドゲームのコミュニティを構築させた方法を共有します。「Differentiated Management Communities: Centralized vs. Decentralized Communities(差別化されたコミュニティ運営~集中型・分散型コミュニティの比較)」
ThunderFireのシニアUXリサーチャーであるKeyu Wu氏が、集中型・分散型ゲームコミュニティの特徴、差異、細分化タイプを紹介し、コミュニティがゲームに良い影響を与えることができるよう、ターゲットを絞った効果的な管理方法を共有します。
上記を含むNetEase Gamesによる他のプレゼンテーションは「All Access」、「Core」、「Summit」いずれかのパスでGDCに参加している方に公開されます。GDC 2023の詳細およびNetEaseのプレゼンテーションをオンライン視聴する方法については、イベントの公式サイトをご覧ください。NetEaseの詳細については(https://schedule.gdconf.com/search/Netease)をご覧ください。
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