Steamストアページでの携帯型ゲーミングPCSteam Deckとの互換性表記に疑惑の声が広がっています。
文字が潰れて操作がわからないことも
Steam Deckに関する動画を投稿するSteam Deck Gamingによる『Remnant 2』の検証では、実際の動作fpsが30未満であったといい、画質もひどいものになるとのこと。ステータスアップのポップアップを閉じるためのボタン指示が潰れて読めないなどの実害もあったと語っています。
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また、このほかにも発売前からSteam Deckへの対応を示しながらも、最適化不足により最近まで非対応扱いとなっていた『The Last of Us Part I』は、互換性が確認済みとなった現在でもテクスチャの面で力不足であることを海外メディアThe Vergeは示しています。しかしSteam Deckに特化したゲームメディアであるSteam DeckHQによると逆に、『龍が如く6 命の詩』や『ドラゴンボールZ カカロット』といった非対応タイトルの一部は、ユーザーによる検証では正常に動作することが確認されているそうです。
なお、Steam Deckにおいて、特にゲーム内のムービー再生などを理由として動作しないタイトルのいくつかは、特殊な互換ソフトを別途導入することで動作することも確認されています。
改善求める声にValveはどう対応するのか
Steam DeckHQでは互換性プロセスの改善について議論する場を設けていたり、海外掲示板RedditのSteam Deckフォーラムのユーザーたちの間で、30fpsを下限としての検証といった新たな検証基準を設ける提案があるなど、現状の互換性検証に改善を求める声は日に日に大きくなっています。こうした声を受けてValveがどう対応するのか注目が集まります。