『Dystopia』『Blade Symphony』『Galacide』などのゲームで知られるアメリカの開発スタジオPuny Humanは、現在従業員の解雇と知的財産権の整理を含めたスタジオ閉鎖の作業中であることを発表しました。
クライアントの未払いによりスタジオ継続が困難に
Puny Humanは2007年に設立。当初は『Dystopia』などの自社タイトルを開発し、2016年からは『Wasteland 3』『Aquanox Deep Descent』『The Callisto Protocol』『The Bard's Tale IV』など多くのゲームの開発協力にも参加してきました。2018年からは『Dystopia』の後継作となる『Zero Day』にも取り組み、他社タイトルとあわせて開発を進めてきました。
プレスリリースの中で、スタジオ閉鎖の理由についてはクライアントが合意していた支払いを拒否したため、開発の継続が困難になったためとしています。公式サイトの声明では、この状況を打破するため2023年にさまざまな企業と提携しようとしたものの上手くいかず、5月末にはスタッフ解雇の決断をしなければならなかったことを説明しています。
同スタジオではすでに多くの従業員の退職および解雇を行っており、2023年末までにスタジオを閉鎖する予定であるとのこと。CEO兼スタジオマネージャーのMike Sanders氏によると、この声明はスタジオ最後の日に書かれたものであるようで、その最後には整理された部屋の写真も公開されています。
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一部プロジェクトはオープンソースへ
今回のスタジオ整理の一環として自社IPの一部を売却するほか、一部のプロジェクトはオープンソースとして公開していく予定であることを明らかにしています。同スタジオではゲーム開発だけでなく、Unreal Engine向けのプラグインなども公開しています。
同スタジオでは、プラグイン開発や現在取り組んでいる他社タイトルのサポートに取り組みながら、スタジオ閉鎖に向けた作業を続けていくとしています。
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