騒動まだ続く、『The Day Before』開発元がロシアメディアに訴訟か。記事の「詐欺」表記めぐり「不出来か詐欺か」を争う裁判になる可能性 | GameBusiness.jp

騒動まだ続く、『The Day Before』開発元がロシアメディアに訴訟か。記事の「詐欺」表記めぐり「不出来か詐欺か」を争う裁判になる可能性

販売終了からしばらく経ってもまだお騒がせ。

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騒動まだ続く、『The Day Before』開発元がロシアメディアに訴訟か。記事の「詐欺」表記めぐり「不出来か詐欺か」を争う裁判になる可能性
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わずか4日で販売終了を迎えたオープンワールドサバイバルMMO『The Day Before』を手掛けたFntasticが、同作を批判したロシアのメディアを訴えたとする報道が80 Levelなどをはじめ複数の海外メディアにより行われました。「詐欺」という言葉を選んだことが訴訟のきっかけとなっているようです。

問題作『The Day Before』は詐欺か、ただの不出来か?

『The Day Before』は、ポストアポカリプスの世界を舞台としたオープンワールドサバイバルMMOとして配信されていた作品です。プレイヤーはゾンビや他のプレイヤーと戦いつつ、アイテムを集め、それを売って装備を整えていくことを繰り返すという内容でした。

発売前は大きな期待を集めていたのもの、さまざまなトラブルや宣伝していた要素が早期アクセスであったために実装されていないことなどから海外メディアやユーザーから不評を集め、わずか4日で販売終了という決断を下しました。



発売当時さまざまなメディアが本作の失敗を報じていましたが、訴訟を起こされたと報告したのはロシアメディアであるYakutia.Infoというニュースサイトです。同紙はヤクーツクの裁判所にて、カザフスタンに拠点を置くFntasticより訴訟を起こされたといいます。

その理由は、会社のビジネス上の評判を傷つける2つの記事を公開したというもの。記事の内容は、本作を「詐欺(скам)」と呼んだものと、他のゲームから仕組みを「借用した」と主張するYouTubeの動画を引用したものでした。

Yakutia.Infoは、詐欺(скам)という言葉はロシアにおいては比較的新しくできた言葉であるため、詐欺という意味から失敗という意味まで幅広いニュアンスがあると釈明。そのうえで、問題となっている記事を「失敗」「恥ずかしい」といった表現や、YouTubeからの正確な引用に置き換えました。

しかしFntasticはまだ満足しておらず、記事を削除して謝罪をした場合に紛争を解決すると述べました。一方Yakutia.Infoもジャーナリズムと言論の自由に対する圧力とみなし、削除を受け入れませんでした。このまま裁判にまで発展することも考えられ、PC Gamerの見解ではYakutia.Info側は『The Day Before』が単なる不出来ではなく、犯罪とみなせるものだったかを立証しなければならない可能性があるといいます。

なお、それほど著名なメディアではないYakutia.Infoを相手に訴訟を起こしたことに対するFntasticへの批判もあるようです。海外大手メディアやインフルエンサーも「詐欺」、あるいは似たような評価を本作に下していましたが、なぜこのメディアだけが標的になっているのかは不明。Fntasticが創業した地がロシアであったことと関係があるかもしれません。

※UPDATE(2025/3/17 19:48):誤字を修正し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。


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