
『トゥームレイダー』シリーズなど、さまざまな作品で知られるアメリカのゲーム開発スタジオCrystal Dynamicsが17名の従業員を解雇したことを発表しました。
ビジネスニーズとスタジオの将来を考慮した決断
この発表は、同社の公式SNSアカウント(X/Facebook/Instagram)への投稿を通じて発表されています。日本時間2025年3月27日3時にXで投稿にされた内容によると、同日の朝に17名の従業員を削減するという“難しい判断を下した”としています。その理由については、ビジネスのニーズとスタジオの将来を一致させるために必要なことで決して軽々しく決断したものではないと説明しています。
解雇される従業員に関して献身や能力を反映するものではなく、この決断の影響がどれだけ大変なことであるのかは認識していて、さまざまな形でのサポートを行っていくとしています。また、この決断が、現在取り組んでいるプロジェクトの計画に影響を及ぼすことはないとしています。


2022年にはEmbracer Groupへ売却
Crystal Dynamicsは1992年に設立し、1998年にはイギリスのEidos Interactiveに買収。2009年にはスクウェア・エニックスがEidos Interactiveを買収したことで、同社グループの子会社が株式およびIPを保有していましたが、2022年にはEmbracer Groupとの株式譲渡契約が締結されています。
同スタジオでは現在The Initiativeと協力して『Perfect Dark』の開発に取り組んでいるほか、2024年に『トゥームレイダー』シリーズの新たなビジュアルを公開するなど、いくつかのプロジェクトに取り組んでいるようです。また、Amazon MGM Studiosと共同で、Amazonプライムにて『トゥームレイダー』の実写ドラマが放映される予定であることが発表されています。
