バンダイナムコは平成22年3月期第2四半期業績を発表しました。それによれば、売上高1727億3300万円(前年同期比△9.5%)、営業損失26億1500万円、経常損失28億6600万円、純損失60億3800万円と赤字転落となりました。上半期は国内のキャラクター玩具は好調だったものの、全体的に新商品が下期に集中していることから利益を確保することができませんでした。また、新たにグループ化したアタリの欧州事業(NAMCO BANDAI Partners)も下期偏重の計画となっているとのこと。ゲームコンテンツ事業では『テイルズ オブ ヴェスペリア』が人気でしたが、中小型タイトルが苦戦しました。業務用ゲーム機はリピート販売が堅調、モバイル機器向けは幅広いラインナップを投入したことで堅調に推移しました。事業としては売上高571億8100万円、営業損失67億6900万円という結果でした。アミューズメント施設事業は厳しい市場環境から既存店売上が90%を割り込むなど減収となりましたが、更なるコスト削減により10億5600万円の営業利益を確保しています(2.5%増)。トイホビー事業では国内では「仮面ライダー」「侍戦隊シンケンジャー」「フレッシュ プリキュア」、海外では「Ben10」といったライセンスが好調でした。映像音楽コンテンツ事業では「ガンダム30thアニバーサリーコレクション」、「交響詩篇エウレカセブン」などが人気でした。下期は欧米での家庭用ゲームソフト事業を重視する姿勢で、『鉄拳6』やWii向けのファミリーシリーズなどのカジュアルゲームを展開。業務用ゲーム機では『TANK! TANK! TANK!』などの大型カジュアルゲームを強化していくとしています。通期の業績予想は売上高4000億円、営業利益150億円、経常利益160億円、純利益85億円を据え置いています。
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