沖縄県の中小企業の活性化を目的とした財団法人沖縄県産業振興公社は、沖縄県の文化等を活用したコンテンツ制作に係る資金を供給することを目的とした「沖縄文化等コンテンツファンド投資事業有限責任組合」(仮称)の運営者(GP)の公募を開始しています。コンテンツ制作は沖縄の置かれた地理的な制約を受けにくく、今後の産業振興の核として期待されていますが、沖縄県のアーティストによるコンテンツで全国的な成功を収めた例は稀です。今後の発展には資金調達への支援やプロデューサーの育成支援が必要であると考えられます。本ファンドでは公社が3.75億円、民間から1.25億円を目標に組成され、映像系コンテンツ(映画、アニメーション等)、エンターテイメント系コンテンツ(演劇、ミュージカル等)、ゲーム系コンテンツ(コンシューマーゲーム、オンラインゲーム等)に上限5000万円で出資します。沖縄県内の事業者が中核となるものや沖縄県内で活動するプロデューサーや監督を活用し人材育成に資するものが対象となります。投資件数は15件以上を目標とします。運営者は本ファンドが対象とする案件の選定や制作資金の供給、制作段階に応じたサポートを行います。また、公社に2名のハンズオンマネージャーを置かれるとともに、有識者で構成するアドバイザリーボードが設置され、これらと連携を図りながらファンドの運営を行います。応募者は企画提案書等を提出します。受付期間は6月14日まで。