4月9日、マイクロソフトの副会長 兼 社長であるブラッド・スミス氏は、同社が日本に今後2年間で29億ドル(約4,400億円)を投資することを明らかにしました。NHKほかが報じています。
マイクロソフトはこれまでにも日本に投資を行っていますが、29億ドルという額は同社からの投資では過去最大規模。投資の用途は東京と大阪にあるデータセンターにGPUを導入してインフラ強化を行うほか、都内にAIやロボット工学を推進する研究拠点を新設するとされています。
生成AIはゲーム開発においても切っても切り離せないものであり、Newzooは「限定的な範囲や用途に留まるものの、ゲーム開発での生成AI活用は止められない」と見込んでいます。
米のIT大手が日本に投資を行うのは今回に始まったことではなく、AWSは2027年までに東京と大阪のクラウドインフラに2兆2,600億円を投資すると表明しており、Googleも2024年までに日本のネットワークインフラへ総額1,000億円規模の投資を行うことを宣言していました。
ゲーム開発における生成AIはまだ多くの課題を残していますが、こうした投資は本格導入への加速を担う一手となりそうです。