フロリダ州は雇用回復を目的とした「ジョブス・フォー・フロリダ」(SB 1752)法案の一部として、同州でのゲーム開発に対する20%の税制控除を成立させました。同衆議員のSteve Precourt氏と知事のMike Haridopolos氏が先頭に立ちました。ゲーム業界団体Entertainment Software AssociationのMichael Gallagher代表も歓迎のコメントを出しています。「フロリダの議会はエンターテイメント産業で新しいイノベーションを起こすサポートをするという素晴らしい決断をしました。この支援はフロリダのデジタルメディア産業の競争力を保ち、21世紀の職を生み出すことで州の経済を加速させるでしょう」ESAではこのような措置は優れた人材育成機関が存在することで効果的になるとしています。フロリダにはフロリダ中央大学、セントピーターズバーグ大学、タンパ芸術大学、専門系ではFull Sail Universityなどが存在します。また、ゲーム以外のデジタルインタラクティブメディア、映画、テレビ番組などにも同様の措置が与えられるとのこと。フロリダでは映画産業が盛んなほか、ゲームでは『マッデン』シリーズを手掛けるEA Tiburonを始めとして、Fire Flower、Firebrand Games、Artix Entertainment 、Digital Domainなどのデベロッパーがあり、EAは更なるスタジオを建設する計画も持っていると報じられています。
「コンテンツ庁は必ず必要になる」コーエーテクモ襟川社長ら有識者が熱望―AMDシンポジウム「世界のコンテンツ産業支援状況から考える 日本のコンテンツ パワーアップへの道」レポート 2023.11.21 Tue