ハドソンは、平成22年3月期の通期業績を発表しました。売上高は160億4000万円(△14.2%)、営業利益10億2200万円(△65.9%)、経常利益10億1600万円(△66.3%)、純利益6億4100万円(△63.2%)。ゲーム業界総崩れの中、減収減益ながら利益を確保しました。ハドソンはモバイルコンテンツを担当するネットワーク・コンテンツ関連事業と、家庭用ゲーム機を担当するコンシューマ・コンテンツ関連事業が大きな柱で、今期はほぼ同規模となり、収益面では不振のコンシューマをネットワークが逆転しています。コンシューマ・コンテンツでは『桃太郎電鉄2010』や『メタルファイトベイブレード』などが好調でした。Wiiウェアなどのダウンロード事業も順調でした。一方で昨年度に好調だったRSD事業(受託開発)が大きく落ち込みました。受託の不振は各社に共通します。ネットワーク・コンテンツではiPhoneやAndroidなどスマートフォン向けのコンテンツ提供が好調になっている一方で、既存の携帯電話向けコンテンツでは課金者数は減少しているようです。今期は有力ポータル向けのソーシャルゲームの提供に本格着手するほか、コンシューマでは海外展開のマルチプラットフォーム化を推進していくとのこと。通期では売上高170億円、営業利益12億円、経常利益12億円、純利益7億円を見込みます。
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