ついに北米で発売されたKinect。各メーカーの役員たちはどのように見ているのでしょうか。米マイクロソフトは11月4日にKinectを発売しています。KinectはXbox360用の周辺機器。身体の動きや音声を読み取ることでコントローラーなしでのゲームを可能にしています。タイムズスクエアでも大規模な発売イベントが行われるなど賑やかな滑り出しですが、海外メディアMCVは有名メーカーの役員たちのコメントを掲載しています。■Yves Guillemot氏(Ubisoft CEO)「この新しいモーションコントロールマシーンはすばらしいです。多くの人々が遊ぶ機会を提供するからです。任天堂は(モーションコントロールが)多額のお金を生み出し、沢山の人々に供せることを証明しており、誰もがこのケーキを望んでいます。これは単に現世代への投資というだけでなく、次世代の基となるものであり、次世代ゲーム機はモーションセンシングをもっと進歩した形で使うでしょう」■Brian Farrell氏(THQ CEO)「今のXbox360はマイクロソフトへのあらゆる敬意を集めるコア・ゲーマーボックスです。我々は、彼らがKinectで客層を広げようとするのをサポートします。一定のレベルを越えるにはこれまでとは異なった層の消費者が必要になるからで、Kinectにはそれができるはずです」■Jens Uwe Intat氏(EA シニアバイスプレジデント)「我々が今日想像もできないようなゲームに関するものがKinectであり、身体だけを使えばよいことが本当の強みになるだろう。立ち上げに際しては、ダンスとフィットネスがそのすばらしい例になる。どちらも手に何も持たないことが好まれるジャンルだからだ。ストラテジーものすらうまくいくかも知れない。身体を使って直感的に編成する姿を簡単に予想できる。ゲームを遊ぶ上でフットボールチームをどう指示するか、その新しいやり方は新たな顧客にゲーミングへの道を切り開くだろう」いずれの大手メーカー役員も、Kinectが新たな客層を連れてくることを期待しているのが分かります。ゲーム人口が増えることは業界にとってプラス以外の何者でもなく、Kinectがこの期待に答えられるかどうかが注目されます。
MSストアで購入した手持ちのXbox作品がクラウドストリーミングで遊べるように―まずはHD-2D版『ドラクエ3』や『Farming Simulator 25』など最新作含む50作品からスタート 2024.11.21 Thu