任天堂は3DSの立体視映像を6歳以下の子供に見せないようにと呼びかけていますが、米国眼科協会(AOA)の医師は逆だと言います。AOAに加盟する医師の一人、Michael Duenasは3DSは弱視などの目の障害を抱えている子供によって「思わぬ幸運」をもたらすかもしれないとAP通信に対して述べています。3D立体視は現実世界のように奥行きを容易に判別させます。弱視などの目の問題の多くは、距離に合わせて適切に目の筋肉を動かすことが出来ないことによるもので、医師によれば低年齢であれば容易に治すことができるそうです。3Dのゲームはこれを自分自身の手で簡単に実現できるものではないかと言います。ただし、長期間立体視映像を見続けることによっての変化を検証した研究は少なく、保証がないことから任天堂などは保守的な指針を示しているものと思われます。APは任天堂の声明は科学的な根拠を示したものではなく、"マグカップに熱い飲み物が入っているかもしれないと警告を付けるようなもの"と述べています。パシフィック大学のJim Sheedy氏も「子供に制限をかけるべきか? と言われたら、イエスだ。どのくらいの時間か? と言われたら、分からない。子供は外で走り回るべきだからね」と話しています。同氏は目の問題よりも、ゲームばかりしていると肥満になることを問題視しているようです。AOAは3DAtHome Consortiumという団体をハリウッドや家電業界と一緒に作り、どのような立体視映像が適切かを議論する場を設けています。産学で検討を進めることによって、立体視映像が健康に与えるリスクも減らしていけるでしょう。
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