コナミが発表した平成23年3月期(米国会計基準)の連結業績は、売上高2579億8800万円(前年同期△1.6%)、営業利益207億9100万円(11.4%)、税引前純利益は190億8200円(11.4%)、純利益は129億3400万円(△2.9%)でした。事業分野別に見ると、主力のデジタルエンタテインメント事業が引き続き堅調であったほか、ゲーミング&システム事業やアビリットを買収した遊技機事業が成長を続けています。コナミスポーツクラブを運営する健康サービス事業は赤字が拡大しました。デジタルエンタテインメント事業ではeアミューズメント(施設、業務用機)やカードゲームが落ち込んだ一方、SNSやコンシューマーゲームが拡大しました。SNSはグリーの大ヒット『ドラゴンコレクション』や『戦国コレクション』があり売上高が127→158億円と伸びています。今期はハドソンも含めソーシャルゲームに一層注力します。また、3DSやNGPなどでも各プラットフォームに合わせたコンテンツを幅広く展開するとのこと。ゲーミング&システム事業ではパーティシペーション方式(カジノオーナーとのレベニューシェア)の収入が拡大し、スロットマシンの販売も好調でした。遊技機事業では高砂電器産業(旧アビリット)がグループに加わりました。健康サービス事業では震災の影響が約44億円あったとのこと。今期の業績予想では売上高2580億円、営業利益260億円、税引前純利益240億円、純利益140億円と今期並を見込みます。
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