WSJ傘下の「All Things Digital」が、ソーシャルゲーム最大手のジンガが上場間近と報じ、各紙が後追いしています。同紙によればジンガは今週もしくは遅くとも来週にはSEC(アメリカ証券取引委員会)に上場申請を行う意向の模様。幹事証券のひとつとしてゴールドマン・サックスを起用したようです。ジンガの評価額は直近のラウンドでは100億ドル(約8000億円)とされています。直近では19日に上場した、ビジネスに特化したソーシャルネットワークのLinkedInが売出価格を大幅に上回る株価を付けています。ジンガはグルーポンやフェイスブックに並んで今後の上場が期待される大型銘柄として注目されています。ジンガは『CityVille』『FarmVille』を初めとして主にフェイスブックで多数のソーシャルゲームを提供する世界最大手。月間アクティブユーザーは2億5000万人を超え、レディー・ガガや映画「カンフーパンダ2」など大物とのタイアップも実現させています。詳しい業績は非公開ですが、昨年の売上高は8億5000万ドル、利益は4億ドルにもなると伝えられています。ナンバーワンの座を確たるものにすべく相次いで買収を進めていて、過去12ヶ月で14件の買収を完了しています。日本でもウノウを買収し、ジンガジャパンとして事業を行っています。
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