ゲーム開発環境としてユーザーが拡大している「Unity」。一つの特徴としてゲームで使用するアセットやライブラリを誰もが販売できる「Unity Asset Store」というシステム。同社CCOのニコラス・フランシス氏はUnite12で講演し、これだけで暮らせる日が近いのではと述べたそうです。GameIndustry.bizが伝えています。「ゲームを作るには様々な種類のスキルが必要です。モデリング、アニメーション、プログラミング、サウンド、ミュージック、、、これらは大企業に居れば問題になりませんが、小さなチームや個人では全てこなすのはほぼ不可能です」とフランシス氏は語ります。「Unity Asset Store」はそうした開発者の悩みを解決するマーケットプレイスで、購入するだけですぐにUnityにインポートして使用できるモデルやテクスチャ、サウンドなどのゲームで使用できるアセットが多数並んでいます。現在のところ並ぶアセットは1860種類が公開されていて、有料での販売分は9月だけで14万ドル分に上ったそうです(無料のものも存在)。トップセラーは2万ドルを売り上げ、上位15商品でも平均5000ドル程度の売上になっているそうです。これらがもし個人だとするとそれだけで生計が立てられるくらいの規模ということになります。フランシス氏も「素晴らしい状況が出来つつある」とコメント。今後も支払い方法の拡充や「Unity 3.5」からは今以上にエディターと統合された状態で「Unity Asset Store」を利用できるようになるということで、ますます良い環境が出来ることになります。Unityユーザーでアクセスしたことのない方がいれば是非一度チェックを。