“Jihadis”という単語は辞書を引いてもわかりにくいのですが、、Jihadは聖戦、イスラム教徒を意味するニュアンスが強い言葉です。我々日本人にはなじみの薄い領域ですが、ここでは主にテロなどの過激な行動に出るグループを指しているようです。本セッションのスピーカーは Alix Levine氏、セキュリティの専門家で、Cronus Global社に勤めています。彼女はその中でも、過激主義に関する専門家で、国際的なテロ活動に関する記事を書くといったことを行って来ています。彼女のブログサイトを見ると”Where Extremism Meets Social Media”と題されており、彼らがソーシャルメディアをどのように使うのかという点にフォーカスがあるようです。彼女によれば、昨今の過激主義な人たちのオンラインでのコミュニティや掲示板上で意見を交換したりしているとのことで、ゲーミフィケーションのテクニックを使ってコミュニティへの初心者を教化することを行ったりすることもあるそうです。武器の使い方、作り方をオンラインで共有したりオンラインでの投稿を積極的に行うことで発言力が高まるケースも出てきているなど、彼らもソーシャルメディアにゲーミフィケーションの仕組みを取り入れるということを積極的に行なっているそうです。こういうテーマを事例として紹介するというのもアメリカ的と言えるのかもしれませんが、個人的にもある意味有効に機能してしまいそうで恐ろしいなと思ってしまいます。ゲーミフィケーションはある意味道具のようなものなので、それ自体に良し悪し・主義主張があるわけではないのですが、こうした方面での活用は当然考えられることですし有効であればあるほど取り入れられていくことでしょう。考えさせられるセッションでした。■著者紹介深田浩嗣(ふかだこうじ)株式会社ゆめみ(代表取締役 社長)。1976年京都生まれ。京都大学大学院情報学研究科在学中2000年1月に株式会社ゆめみを設立。高い技術力を駆使し、モバイルEC、メール配信、大規模CRMの開発やソーシャルゲームプロバイダなど「モバイルを戦略的に使うためのコンシェルジュ」として、モバイルインターネットサービスの企画・開発・運営を手がける。ゲーミフィケーションの詳細はコチラ。公式ブログほか、Twitterはコチラ。facebookはコチラです。
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