デバイスやその性能を問わず、ストリーミングでゲームを実現するクラウドゲーミングの先駆け、米OnLive社の「OnLive」がグーグルのGoogle TVの標準機能として搭載されることが決定し、両社から発表がありました。全メーカー製の全てのGoogle TVで利用できるようになるとのこと。「OnLive」には家庭用ゲーム機でもリリースされている多くのタイトルを含む約200タイトルが提供されていて、ゲームのダウンロードやインストールの手間なくオンデマンドですぐに遊ぶことが出来ます。専用のUSBコントローラーを用いることでゲーム専用機と変わらないプレイが楽しめます。ソーシャル要素や映像配信サービスも用意されています。OnLive CEOのSteve Perlman氏は「OnLiveがGoogle TVに統合されることにより、ビデオゲームは大きく前進することになるでしょう。人々は既に音楽、映画、動画といったコンテンツを思い立ったらすぐに楽しめる環境を手に入れました。OnLiveによって米国や(すぐに)英国のユーザーはゲームも同様にテレビを付けたらすぐに楽しめるようになるのです。ディスクを買ったり、ダウンロードせずに」とコメントしています。OnLiveはGoogle TVを搭載した、テレビ、ブルーレイプレイヤー、メディアストリーマーなどに登場し、これから発売されるもの、現行機種でもアップデートで利用可能になるとのこと。競合にはGaikaiや日本ではNHN Japanの運営するG CLOUDなどがありますが、Google TVへの標準搭載で競争面では大きく優位に立つことになりそうです。
【GDC2011】ブースを初めて出展したグーグル、「Google TV」のゲームなどで注目を集める 2011.3.4 Fri 3日目からオープンしたGame Developers Conferenceのエキスポ会…