昨年12月に上場したジンガが発表した2011年度業績(1〜12月、米国会計基準)は、売上高11億1401万ドル(+52%)、純損失4億0431万ドル、1株当たり損失1.4ドル。上場に伴う株式報酬として5億1000万ドルを計上したため、赤字転落となりました。これを除いたEBITDAでは3億0330万ドルの利益を計上し、前年度と比べて23%の成長となっています。ジンガは上場前後から積極的なタイトル投入を行なってきました。第4四半期にリリースした『CastleVille』は2週間で700万ユーザーまで拡大。12月31日時点で『CastleVille』を含む5タイトルがフェイスブックの中でも最も人気のあるタイトルとなっています。また、スマートフォンでも『Dream Zoo』『Words with Friends』『Zynga Poker』など積極的にタイトルを投入。これらはAppStoreのトップセールス10にいずれもランクインしました。ユーザー数では日間アクティブユーザー(DAU)が5400万人(前年同期の4800万人に対して+13%)、月間アクティブユーザー(MAU)が2億4000万人(同1億9500万人に対して+23%)、DAUに対する売上高も0.055ドルから0.061ドルに増加しています。2012年度も引き続き成長を見込み、取引高では13億5000万ドル〜14億5000万ドル、EBITDAで3億9000万ドル〜4億4000万ドルを見込んでいます。
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