ディー・エヌ・エーは、2012年3月期(2011年4月1日〜2012年3月31日)の連結業績を公表しました。それによると、売上高1457億2900万円(前年比29.3%増)、営業利益634億1500万円(前年比13.0%増)、経常利益626億6000万円(前年比11.4%増)、当期純利益は344億8500万円(前年比9.1%増)となりました。前年同期はいずれも100%超の大幅増でしたが、2012年3月期は堅調な成長となりました。同社では、2015年3月期に営業利益2,000億円を目指す長期ビジョンに基づき、「Xdevice」(クロスデバイス)、「X-border」(クロスボーダー)を成長戦略の2本の柱とし、国内外でプラットフォームの構築と強化に取り組んでいました。2012年度については、ゲーム内専用仮想通貨「モバコイン」の消費が拡大し、ゲーム関連売上が前連結会計年度比で大幅に増加。内製・協業タイトルにおけるコイン消費は、第3四半期を底にV字回復を達成しており、第4四半期でのモバコイン消費高は500億を超え、「Mobage Japan」は順調に成長中となりました。一方、費用面で、ゲーム関連売上の増加に連動して代金回収代行手数料やゲームデベロッパーへのレベニューシェア支払等が増加し、また、グループ規模の拡大にともなう人件費の増加等、売上原価、販売費および一般管理費がともに増加。また、2011年12月には横浜ベイスターズを買収。発行済株式の一部(870,000株 議決権割合66.92%)を65億円にて取得しています。これらの結果、売上高は1457億2900万円、当期純利益は344億8500万円となり、売上高および利益ともに上場以来8期連続で過去最高を更新したとのことです。今期の業績予想についてはコンプガチャの規制等、合理的な判断が現時点では難しいため非開示としています。
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