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【サンダーバード・コーポレーションとは】
協和発酵キリンによる「個別化医療」と「抗体医薬」の啓蒙活動を目的とし、2012年6月より開始したプロモーションサイト。「サンダーバード」による動画学習のコンテンツが提供されている。
さて、みなさんは普段自分が常用している医薬品、治療に関わる以外の医療に専門知識をお持ちでしょうか?
病気やけがをした、お仕事などで関わらざるを得ない状況でないかぎり、医療知識を自ら進んで学ぼうとすることは、「まず起こりえない」のではないでしょうか?この協和発酵キリン「サンダーバード・コーポレーション」は、サイト内で連続したクイズ形式による学習を繰り返し、ユーザーがサンダーバードの世界で成長・出世する仕組みを体験をすることで、学ぶ意欲をモチベートする仕組みが完成されています。
それでは、実際にどのような仕掛けがあるのかご紹介していきます。
1:オン・ボーディング(チュートリアル)によるレクチャー
「オン・ボーディング(Onboarding)」簡単に言うと会社組織に慣れるために、必要な知識、スキル、行動を獲得するメカニズムのことで、ゲームにおける「チュートリアル」(遊び始めた直後から独り立ちするまで)とほぼ同様の行動プロセスを踏むことを指します。サンダーバード・コーポレーションでは、特にこの入り口の部分から 遊び方を覚え、1人で行動して貰えるようにするまでのプロセスの踏み方が秀逸です。
1−2:会員登録(適正診断)
新規に始める際に新入社員として登録をはじめ、5つの質問による社員適正診断により、結果が出て「名刺(アバター付きプロフィール)」に、所属部署が記載されます。※診断後に、アバターは自由に作成できますが、作成しなくても先に進めることができます。
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1−3:トレーシー・アカデミー受講
社員適正診断(会員登録)が完了すると、マイページに行けるようになります。初回のマイページ(もしくはトレーシーアカデミー未受講)の場合、トレーシーアカデミーを受講するようにポップアップで案内が表示されます。ポップアップでは「学習できること」、学習の結果「ポイント」と「ボーナスアイテム」を獲得できることを教えてくれています。
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受講を開始すると、動画による学習理由の説明から始まり、トレーシー兄弟によるによるレッスンが開始されます(※現在Lesson3まで公開中)。Lessonを開始すると、問題の説明と、3〜4択クイズによる回答の結果によるフィードバックが繰り替えされます。クイズに正解することで、ポイントと自分のデスクに飾りつけができる「フィギュア(ボーナスアイテム)」を獲得することができます。尚、このステップにおいても何かしらの情報をソーシャルメディアで共有することでポイントが獲得できるなど「ボーナスを獲得するためのヒント」がポップアップで表示されます。
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2:行動の可視化とユーザーへのフィードバック
サンダーバード・コーポレーションでは、「トレーシーアカデミー受講時」、「デイリーミッション正解時」、「ログインボーナス」、「資料室の閲覧」、「総務部(総参加者の統計情報、他遊び方の説明)」、「ウィークリーサンダーバードの閲覧」などの行動時にポイント、フィギュアを獲得できるようになっています。
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そして獲得したポイントは、昇進システムに影響され、一定のポイントに達することでランクアップします。
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また昇進に合わせ、デスクの外観も変化し個別のデスクになります。ポイントにより獲得できるフィギュアも増え、デスクはどんどんオシャレになっていきます。サンダーバード・コーポレーションの本社ビルが大きくなる要素も存在します。総プレイ人数により変化が起こる仕組みですが、現時点では、STAGE1の状態で特にまだ変化がないので割愛します。
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3:まとめ
サンダーバード・コーポレーションでは、他にも遊べる要素はありますが主な要素をまとめると以下のようになります。
目的(ゴール)
「抗体医薬」の知識を理解している状態。
可視化
「ポイントの獲得」と「フィギュアの収集」。
有能感の演出
「職位のランクアップ」」と、それに合わせた「デスクの変化」。
そして、「デスク上にフィギュアを配置する自己表現」。
オンボーディング(チュートリアル)
入口となる「会員登録」の敷居を下げる。
遊び方の学習により一通りの行動の流れをナビゲート。
世界観(演出)
サンダーバードの世界に参加している感覚。
このサービスの提供側の目的は、「個別化医療」と「抗体医薬」の啓蒙を目的とするもので、「抗体医薬について楽しく学べるオンラインスクール」をコンセプトに設計されています。実際にやってみると、サンダーバードの世界観に入り込みやすく気が付けば、「社員適正診断(会員登録)」を完了させ、ある程度遊んでいました。オンボーディング(チュートリアル)がよくできているので、遊んでいるうちにいつの間にか、動画を見て「あれ、なんか覚えられた」なんてことが体験できるよい事例だと思います。今後は友人と協力する要素が入ってきたりすると、より面白くなりそうで楽しみです。
それでは、次回の記事でお会いしましょう!