ミッドコア向けのソーシャルゲームを提供する米Kabamがモバイルシフトで急成長を遂げ、2012年の売上は前年比70%増の1億8000万ドルを超えたとGamesBeatが伝えました。共同創業者でCEOのKevin Chou氏は昨年の成長が期待を上回るものであったとコメント。今年は2億ドルを超える売上を目指すとしています。特にモバイル分野には注力していて、モバイルでの売上を1年以内に1億ドルまで伸ばしたいとしています。Kabamはこれまでに約2億ドルを資金調達していて、主な出資者はグーグルベンチャーズ、インテルキャピタル、ワーナー・ブラザーズ、MGMなど。特にワーナーやMGMとはコンテンツ面でも協業を進めていて、両社が持つ有力なIPに基づくゲームも積極的に投入していく意向。多くの資金調達を行なっていることから近い将来の上場を目指していることが公然の秘密となっていますが、同社広報はコメントを拒否したとのこと。ミッドコア(コアとカジュアルの中間)を開拓したことでも知られる同社。ARPUは米国の競合を遥かに超え、日本のデベロッパーと同程度の収益性を確保していると考えられます(GameBeastは「ナンバーワンの会社(ジンガ?)の8〜9倍のARPU」と記述)。代表作である『Kingdoms of Camelot: Battle for the North』は2012年のAppStoreのトップセールスランキングで第1位を獲得しています。従業員は500名以上だとのこと。
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