『Diablo III』や『Call of Duty: Black Ops 2』のセールスなど、景気のいい話をちらほら聞くActivision Blizzardの決算報告が発表されました。冒頭部には予想通りというべきか快調な数字が並んでいます。通年での一株当たり利益(EPS)は27%上昇し1.18ドルへ*1、営業キ
『Diablo III』や『Call of Duty: Black Ops 2』のセールスなど、景気のいい話をちらほら聞くActivision Blizzardの決算報告が発表されました。冒頭部には予想通りというべきか快調な数字が並んでいます。通年での一株当たり利益(EPS)は27%上昇し1.18ドルへ*1、営業キャッシュフロー*2は13億ドルのプラス。普通株式への一株当たり配当金は0.19ドルの増加です。
同社CEOのBobby Kotick氏はこの結果について「記録的な業績を報告できることを大変嬉しく思っている。売上高、営業利益率、利益、そして13億ドル以上もの営業キャッシュフロー、そのいずれもが予想以上だ。」「成功の動力源となった情熱と創造力に富む優秀な従業員たちの働きに感謝したい。」と述べています。その上で、2013年の展望に関しては「確立されたフランチャイズと同時に、いくつかの新規IP(several new properties)にも引き続き投資していく。これらの投資が、今後長期的な視座に立った場合、株主へ最大限還元するために必要な成長維持をもたらすものと考えている。」一方で短期的な目標についてはすでにお伝えしたとおり、「確固たる利益性を追求するが、次世代コンソール機へのシフトや世界経済状況を鑑みると、Diablo IIIなどの大ヒットを生んだ2012年と比べると厳しいものとなるだろう」との見通しを述べています。
さらにビジネスハイライトとして、パブリッシャーとして結果を残せたこと、『Call of Duty』や『Skylanders』のフランチャイズ展開で成功したこと、『Diablo III』や『World of Warcraft』の好調などにも言及しています。今後の見通しとしては、1月29日にリリースされた『CoD BO2』向けDLC”Revolution”や、3月12日にリリースされる大人気RTS『StarCraft II』の拡張パック『StarCraft II: Heart of the Swarm』を好材料として挙げています。