18世紀初頭のカリブ諸島オープンワールドを舞台に、海賊の冒険が描かれるユービーアイソフトのアクションシリーズ最新作『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』。本作に“捕鯨”の要素があることについて、動物の権利擁護団体PETAが抗議の声明を発表しました。“捕鯨”の要素は、今週の正式発表に合わせた海外メディアのプレビューに記載されていたもので、具体的なシステムは分かっていないものの、公開済みのスクリーンショットでも鯨の姿を確認することができます。PETAは海外メディアVentureBeatに対して以下の様な抗議メッセージを発表しています。「鯨に銛を打ち込み、死んでしまうまで、あるいは生きたままバラバラに解体されるまで何時間ももがき苦しませる“捕鯨”は、歴史を基にしたものかもしれませんが、これら血に染まった産業は、国際的な非難があるにも関わらず今なお続けられており、この行為を賛美しようとする全てのゲームは恥知らずです。我々PETAは、ゲーム会社が動物を痛めつけたり殺したりするのを助長するゲームではなく、彼らを称賛するようなゲームを作ることを奨励します」PETAの抗議に対するユービーアイソフトのコメントは現段階で届いておらず、日本向けのプレスリリースにも捕鯨の要素について記載はありません。PETAがビデオゲームに矛先を向けたのは今回が初めてではなく、過去には『スーパーマリオ』のタヌキスーツ、『ポケモン』、『Super Meat Boy』、『Battlefield 3』のネズミ殺傷シーンを槍玉に抗議運動を起こしています。