最初はライトに遊べるカジュアルゲームをリリースしてきました。「Kuma the Bear」というブランドを作って、そこで数多くのタイトルを展開しています。スマートフォン向けゲームは私たちにとって初めての挑戦だったので、技術や市場感覚を学ぶのにカジュアルゲームが最適だったんですね。
―――『魔法使いと黒猫のウィズ』も「Kuma the Bear」のブランドからリリースされています。
はい。現在は「Kuma the Bear」のタイトルを二分化し、よりカジュアルで気軽に遊べるウルトラライトな作品と、カジュアルでありながらもリッチなつくりで奥深い楽しみが得られる作品の二軸で展開しています。『魔法使いと黒猫のウィズ』はリッチな方のタイトルですね。もちろん、これとはまた別に本格的に遊べるタイトルもリリースしています。
そうですね。エンターテインメント性が高い作品になると、どうしても開発期間は長くなってしまいます。『魔法使いと黒猫のウィズ』も開発に着手してからリリースするまで大体5ヶ月ほどかかりました。特に、ゲームのコア部分であるクイズバトルの作り込みや最後の調整に時間を費やしました。こだわりを持って開発した分お楽しみいただける内容になっていると思います。一方で、「Kuma the Bear」のウルトラライトアプリの開発期間は2週間程度と、今までのカジュアルゲームよりもさらに短期間での開発が可能となっています。時間をかけてじっくりつくり込むアプリと、短期間で数多く提供するアプリと、バランスを取りながら、より多くの良質なゲームを提供できる体制を構築しています。
わたし自身がずっと目標にしていることは、ナンバーワンになることです。ゲームだったらゲームの業界でナンバーワンになりたいと思っています。我々が掲げているミッション「Entertainment in Real Life」を実現するためにも、面白くて高品質なゲームを提供し続け、日本を超えて世界でナンバーワンになることを目指したいと考えています