こんにちは。6月10日〜6月12日に米国ロサンゼルス市のLos Angeles Convention Center(LACC)で開催されたE3(Electronic Entertainment Expo)に取材に行ってきました。ここでは総括的な報告とさせて頂き、発表されたゲームソフトに関しては既に記事にされているものが
こんにちは。6月10日〜6月12日に米国ロサンゼルス市のLos Angeles Convention Center(LACC)で開催されたE3(Electronic Entertainment Expo)に取材に行ってきました。ここでは総括的な報告とさせて頂き、発表されたゲームソフトに関しては既に記事にされているものがたくさんありますのでそちらをご覧になってください。
■ E3(Electronic Entertainment Expo) ― その意義について復習してみます
米国ESA(The Entertainment Software Association:日本のCESAに匹敵)が運営する世界最大のゲーム見本市です。出展社約200社、100か国以上から48,900人が参加したとの発表がありました。東京ゲームショウやドイツのGamesConが25万人前後の入場者と考えると、E3は世界最大ではないとおっしゃる方もいらっしゃいますが、E3は業界関係者しか入場できないという意味では世界最大の「ゲーム見本市」なのです。
ショー開幕前日の6月9日にはハードメーカーであるMicrosoft、SCEAのみならずUbisoft、EAのプレスカンファレンス(記者会見)がありました。昨年から任天堂はカンファレンス形式を取らず、動画による「Nintendo Digital Event」という形で発表を行っています。こちらはショー開幕当日10日朝9時から行われました。
また、カプコンのXBLA向けタイトル『Super Ultra Dead Rising 3 Arcade Remix Hyper Edition EX Plus Alpha』の紹介のうまさは感心しました。世界観やゲームプレイに重きを置きがちな日本のメーカーですが、こういうアプローチはぜひ取り入れていきたいところです。
6月9日18時よりロサンゼルス市内Los Angeles Memorial Sports Arenaで行われました。
すでに定番のシリーズ最新作『Little Big Planet 3』や、『Uncharted 4』はもちろん、『The Order: 1866』、フロム・ソフトウェアの開発する『Bloodborne』などのファーストパーティタイトルに加え、グラスホッパー・マニファクチャリング&ガンホー・オンラインエンタテインメントの『LET IT DIE』などPS4でしかプレイできない独占タイトルの紹介がありました。
また、ソニーは「PS Now」サービスのアップデートをしてくれました。7月31日のβ開始時には『God of War Ascension』、『Metal Gear Solid V Ground Zero』、『Ratchet&Clank Into the Nexus』などのタイトルがプレイできるとのことでした。北米のインフラでどれだけクラウドゲーミングが動くのか私も興味があります。
残念ながら、期待した「Project Morpheus」の価格や発売日などはアップデートがなかったのですが、日本で発売されている「PlayStation Vita TV」が「PlayStation TV」という名前で北米発売と発表がありました。価格は99ドルです。
任天堂がNintendo Digital Eventでたくさんのソフトを紹介していたのは業界的にもユーザー的にも好意的にとらえられています。任天堂はハードメーカーである前に優良ソフトメーカーであるという定評があるからです。ゲームハードはゲームソフトウェアがあっての箱で、遊びたいソフトがあれば出回るという当たり前の話です。北米では、カジュアルに寄りすぎて(ゲームの中身は決してカジュアルすぎてはいないのですが)ユーザー流出の歯止めが利かないと評価されている任天堂ですが、『Devil’s Third』や『BAYONETTA 2』などハードコアの回帰もきちんと押さえていましたね。