セガは、アミューズメント事業の縮小・撤退や、スマホ/PCゲーム分野の強化などを中心とする構造改革を実施すると発表しました。親会社であるセガサミーホールディングスは、グループ全体の収益構造を見直すため、昨年5月9日から「グループ構造改革本部」を設置し、各事業における課題に取り組んでいます。この施策の一環として、今回、子会社であるセガでは、経営効率の改善を図るため、スマートフォンやPCオンラインゲームを中心とするデジタルゲーム分野を“成長分野”とした開発体制の整備や、低迷するアミューズメント事業の整理縮小・撤退を行うことになります。具体的に実施される施策は以下の通りです。◆構造改革施策内容■国内における事業効率化低迷するアミューズメント事業を中心に事業構造の見直しを行い、製品ラインナップの絞込みや一部サービスからの撤退・整理縮小を実施します。■希望退職者の募集現状の収益に見合った適正人員規模にすることを目的に、上記の撤退・整理縮小事業において希望退職者を募集。また、持続的に利益を創出する体制を整備するために、開発人員を中心にデジタルゲーム分野やセガサミーグループ内の成長分野への人員再配置を進め、セガサミーグループ全体の事業効率の向上を図ります。【セガにおける希望退職者募集の概要】・募集人数:120名程度・募集期間:2015年2月9日から(2週間程度)・退職日:2015年3月期中を予定■海外における事業効率化欧米市場において、パッケージゲーム分野を担当する現地組織を合理化します。米国では、サンフランシスコを拠点とするSega of America, Inc.を2015年夏までにロサンゼルス近郊に移転し、サンフランシスコオフィスを閉鎖。コーポレート機能を中心に固定費の削減を行います。また、ソニックビジネス及びマーチャンダイジングビジネスの強化を図り、安定的に収益を創出できる体制を構築します。◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆セガサミーホールディングスでは、セガ以外の複数のグループ会社において、希望退職者募集を含む構造改革に取り組んでおり、全体での総数は約300名を予定しています。早期割増退職金の計上や、グループ全体での事業効率化の実施により、平成27年3月期の通期連結業績予想は、主に当期純利益が減少する見込みであるとしています。詳細は現在精査中のため、平成27年3月期第3四半期決算発表時に公表する予定です。◆当期の通期連結業績見通し(平成26年10月31日公表)■売上高:3700億円(前期実績 3780億1100万円)■営業利益:180億円(前期実績 385億3300万円)■経常利益:170億円(前期実績 405億3100万円)■当期純利益:40億円(前期実績 307億2100万円)※業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績は今後さまざまな要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆現在も縮小傾向にあるセガが運営する国内のアミューズメント施設ですが、今回の発表を受け、収益に見合わない施設やゲームタイトルは、継続的な運営が断念される可能性が高く、近い将来、アミューズメント施設の展開やアーケードゲームそのものが大幅に縮小されていくものと思われます。現時点では、具体的に撤退・整理縮小される施設やタイトルなどは公開されていないので、今後の動向に注目したいと思います。また、開発人員が拡充されると可能性が高いスマートフォンやPCオンラインゲーム分野ですが、2014年11月の時点では、『ファンタシースターオンライン2』『ぷよぷよ!!クエスト』『チェインクロニクル〜絆の新大陸〜』などのタイトルが堅調とされています。これらのタイトルをさらに強固なものとしていくか、また、全く新しいタイトルを生み出して育てていくかが、この分野のポイントとなりそうです。
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