スクウェア・エニックス・ホールディングスは、平成27年3月期第3四半期決算を発表しました。平成27年3月期第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は1188億7400万円(前年同期比16.0%増)、営業利益は148億1400万円(前年同期比89.6%増)、経常利益は165億4300万円(前年同期比65.6%増)となりました。また、土地などの売却が複数あり、固定資産売却益13億9400万円、および固定資産売却損7億800万円を特別損益として計上したことなどにより、四半期純利益は109億1600万円(前年同期比110.8%増)となっています。◆平成27年3月期第3四半期の連結業績【期間】平成26年4月1日〜平成26年12月31日※()内%表示は、対前年同四半期増減率■売上高:1188億7400万円(16.0%)■営業利益:148億1400万円(89.6%)■経常利益:165億4300万円(65.6%)■四半期純利益:109億1600万円(110.8%)◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆セグメント別に見ると、同社の主要事業となるゲームを中心とするデジタルエンタテインメント事業では、スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツにおいて、ブラウザゲーム『戦国IXA』やスマートフォン向けゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が引き続き好調に推移。当年度にサービスを開始したスマートフォン向けゲーム『スクールガールストライカーズ』『ファイナルファンタジー レコードキーパー』『乖離性ミリオンアーサー』なども好調に推移しています。また、家庭用ゲーム機向けタイトルにおいては、PS3ソフト『キングダム ハーツ -HD 2.5 ReMIX-』など新作タイトルの販売が増加したことや昨年度発売したタイトルのリピート販売が好調であったことに加え、多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーXIV』および『ドラゴンクエストX』の運営が好調に推移しています。アミューズメント施設の運営や業務用ゲーム機器関連製品の企画・開発・販売を行うアミューズメント事業では、アミューズメント機器の販売が減少。また、アミューズメント施設運営において消費税率の引き上げによる影響があったものの、効率的な店舗運営に努めた結果、業績は堅調に推移しています。◆平成27年3月期第3四半期のセグメント別売上高【期間】平成26年4月1日〜平成26年12月31日※()内はセグメント利益■デジタルエンタテインメント事業:754億5600万円(141億500万円)■アミューズメント事業:312億4600万円(32億5000万円)■出版事業:92億5200万円(26億7800万円)■ライツ・プロパティ事業;31億2000万円(10億5800万円)■調整額(含む一般管理費):△2億100万円(△62億7800万円)■四半期連結損益計算書計上額:1188億7400万円(128億1400万円)◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆同社を代表する看板タイトルのMMORPG版である、2013年にサービスインした『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』と、2012年にサービスインした『ドラゴンクエストX』がどちらも好調に推移していることから、長期的なプレイヤーの確保や、新たなプレイヤーの獲得に成功していることがうかがえます。2002年にサービスインした『ファイナルファンタジーXI』が12年以上経った今も運営されていることから、両タイトルが『FFXI』に続くロングヒットMMORPGになれるかが今後のポイントとなりそうです。
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