現在は既に倒産してしまったものの、90年代に『Mortal Kombat』や『NBA Jam』、『Terminator 2: The Arcade Game』などのヒットアーケードゲームを手がけた米ゲームデベロッパー、Midway Gamesに迫るドキュメンタリー「Insert Coin: Inside Midway's '90s Revolution」が制作されており、Kickstarterにて資金の調達が行われています。管理者もプロデューサーもおらず、開発者に無制限の環境が与えられていたというMidway Games。本ドキュメンタリーでは小さなアイデアから大ヒットゲームを生み出した各チームの開発者が、ゲームの開発経緯、成功と挫折、様々な騒動を語るとのこと。中には、スティーブン・スピルバーグによるチーム引き抜き未遂やマコーレ・カルキンとその兄弟による横行、開発者をダイブバーに連れ出すWWEレスラーなど、興味深い話も含まれているようです。「Insert Coin: Inside Midway's '90s Revolution」の目標金額は75,000ドル。集まった資金は様々な国に住む関係者のインタビューを撮るための旅費や、制作中に必要となる人員(作家、カメラ、録音、編集)のために使用され、高品質で洗練されたドキュメンタリーを目指すと伝えられています。なお、プロジェクトの発案者であるJoshua Tsui氏自身も過去にMidway Gamesで働いていたスタッフの1人であり、『Mortal Kombat II』ではサブゼロ(エンディング)、『Mortal Kombat 4』リュウ・カン(フェイスモデル)としてゲームに登場しています。現在は『Tony Hawk's Pro Skater 5』を開発中のRobomodoにて社長を務めています。
KickstarterがAI利用プロジェクトに対するポリシーを発表―今後の新プロジェクトはAI生成コンテンツ使用有無の表記が義務化 2023.8.3 Thu プロジェクトでAIをどのように使用するかについて透明性と具体…