
今イベントに参加できるのは関係者とメディアだけですが、世界のソニーということもあり注目度は抜群で、開場1時間前には最後尾が見えないほどの長い列に。待っている間には、会場スタッフによりワインやビール、ソフトドリンクが振る舞われました。

カンファレンスではソニーCEOの平井一夫氏が登場し、時代とともに移り変わる生活の中のテクノロジーや、ソニーが目指すビジョンについて語りました。続いて、改めてPS4の世界累計実売数が3,590万台を超えたことをアナウンスすると、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。

今回発表されたものは、4K動画撮影が可能なハンディカム「FDR-AX53」や、同社の一眼レフカメラ「αシリーズ」、ハイレゾ対応のオーディオ機器類、コンパクトプロジェクターなど、生活の中のテクノロジーが中心となっており、ゲームに関するものはありませんでした。

しかし、カンファレンス終了後に開放されたCES会場のソニーのブースでは、PS4用VR機器「PS VR」やクラウドゲーミングサービスの「PS Now」、米国で展開している映像ストリーミングサービス「PlayStation Vue」の展示に触れることができました。

PS VRでは、他のイベントでも披露されていた『The Playroom VR』『The London Heist』に加え、PS4『Until Dawn -惨劇の山荘-』のスピンオフ作品『Until Dawn: Rush of Blood』が実際にプレイ可能に。カンファレンスが終了して数分後には、来場者による体験待ちの列ができていました。

他にも、ハイレゾオーディオ機器のサンプルや、ディスプレイされたレコードの中に『アンチャーテッド コレクション』のサントラがあったりと、会場内ではいたる所にゲームに関するものが散見されました。カンファレンスではゲームにはあまり触れられていなかったものの、上映された特別映像ではPS4の新作ゲームやPS VRが全面的にプッシュされていたりと、全体的に見ると「PlayStation」を大事にしている印象を受けたカンファレンスでした。