この「Moveo」は、米オハイオ州の企業Krushが開発したプロトタイプで、VRヘッドマウントディスプレイの映像とプレイヤーの操作に合わせ360度動く筐体により、限りなく現実に近いゲーム体験ができるというもの。
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今回のプロトタイプにはOculus Rift DK2が用いられており、筐体の中に備え付けられた操作用のジョイスティックにより操作を行います。
担当者の説明によると、Krushはもともとソーシャル機能に重点を置くスマートフォン用のアプリやゲームを多く開発している会社ですが、「人とテクノロジーをつなぐ」ことの一環としてVR用の大型ゲーム筐体の開発に着手したのだそうです。
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会場ではUnityエンジンで開発された宇宙を舞台にしたシューティングゲームがプレイできるとのことでしたが、残念ながら筆者が訪れたときは筐体が調整中だったため体験することができませんでした。
この「Moveo」が今後どのように活かされていくのかは未知数ですが、将来的にゲームセンターやテーマパークのアトラクションにとどまらず、宇宙開発や航空分野での活用も期待できそうです。