Metaの傘下であるVRゲーム開発スタジオのReady at Dawn Studiosが、2024年8月7日に突如閉鎖されました。海外メディアのAndroid Centralが報じています。
2003年に設立され、2020年にMetaの傘下となったReady at Dawn Studiosは同年に『Echo VR』をリリースして高い評価を受けましたが、それ以来新作を発表できていませんでした。スタジオ閉鎖にあたり、同スタジオの従業員は、Oculus Studios傘下の他のスタジオに所属できるようMetaからサポートを受けているとのことです。
Metaは2024年第1四半期の決算説明会でMeta Quest 3の売上が好調であると発表していました。それを手がけたReality Labsはレイバンと共同開発したスマートグラス「Ray-Ban Meta Smart Glasses」でも好評を博しましたが売上のみならず研究開発費も増える一方で、6月にも組織再編が報じられていました。
また、Metaは2026年までにReality Labsの予算を20%削減するとも発表しており、今回の閉鎖はその一環であるとも考えられます。同社はAndroid Centralの取材に対し、今回のスタジオ閉鎖は単純な規模縮小やMeta Questにおけるファーストパーティーのタイトルリリース削減を意味するものではなく、Oculus Studiosが今後も長らく影響力を発揮するための措置であるとしています。