角川ゲームスは2009年に、KADOKAWAグループのゲーム事業の戦略会社として設立された。ゲームソフトの企画・開発・販売をする。現在はKADOKAWAが100%を出資している。外部資本の受け入れ、しかも海外企業からは経営戦略の大きな変更になる。 これについて角川ゲームスは、「角川ゲームスの新たなる企業成長への取り組みについて」を発表、その狙いを説明する。世界各地域のゲーム会社とのアライアンスを組むこと、オリジナルゲームのグローバル配信体制の構築に取り組むためだ。リスクを分かち合う資本提携は、その最大の武器と言えるだろう。同社は今後も資本提携や事業提携によるグローバル配信体制の拡大を目指すとしており、さらなる展開もありそうだ。 角川ゲームスは、今回併せて、ゲーム開発体制の再編強化も打ち出している。これまでKADOKAWA GAME STUDIOが行ってきた開発業務を角川ゲームスに移管する。ゲーム開発を内製化することで、企画・開発からマーケティング、販売が統合するかたちだ。