非営利団体Games for Changeより、米国のトランプ大統領が提示した「暴力的ゲーム映像デモ」に異論を唱えるコンピレーション動画が公開されました。
先日、ホワイトハウスでゲーム業界関係者を招いて行われた暴力的ゲームについての会談中に披露された映像は、『Fallout 4』や『Dead by Daylight』などのゴア描写が切り取られる「暴力シーン」のみを集めた内容でしたが、Games for Changeは「ゲームの美しいシーン」を編集して公開。『ABZU』『ライフ イズ ストレンジ』『Horizon Zero Dawn』などの人気作をまとめ上げながら、「ホワイトハウスによる誤った非難に挑戦したかった」と、制作意図を述べています。
映像のうち、ゲームシーンが流れるのは1分30秒間ほど。この再生時間はホワイトハウスで公開された「暴力的ゲーム映像デモ」と同じ長さではありますが、その印象は真逆と言えるでしょう。Games for Changeは「ビデオゲーム文化の革新的なクリエイターと莫大なプレイヤーコミュニティは、ホワイトハウスの映像が描くものよりも遥かに広いもの」ともコメントしながら、ビデオゲームが持つ「暴力性」以外の側面を主張しています。
《キーボード打海@Game*Spark》