先日突如として大部分の閉鎖が発表されたTelltale Games。この突然な閉鎖と解雇を受けた元従業員たちは、Telltale Gamesが「労働者調整および再訓練予告法」に違反しているとして、サンフランシスコ連邦裁判所へ提訴したことが海外メディアより報じられました。Polygonによれば、元従業員Vernie Roberts氏を中心としたこの訴訟は、従業員を原因なく「書面による事前通告なし」で解雇したことが、「Worker Adjustment and Retraining Notification Act(WARN)」に違反していると訴えるものです。この法律は、少なくとも100人の常勤労働者がいるほとんどの企業は、工場閉鎖または大量解雇の60日前に、その旨を従業員に通知しなければならないと規定しています。また、この訴訟が行われたカリフォルニア州ではパートタイム労働者にも適応されるようになっています。訴状によれば、Telltaleの総レイオフ人数は275人に達しているとのこと。元従業員らが勝訴すれば、Telltaleには各従業員に60日間の給与を支払う義務が生ずることになります。なお、同社元デザイナーEmily Grace Buck氏が語るところでは、今回の閉鎖について従業員は退職金を受け取っていないほか、閉鎖発表のごく1週間前まで新規スタッフの雇用を行っていたとのこと。解雇されたスタッフの中には、ビザの関係で1日以内に米国を離れないといけないなど、非常に困難な状態に陥ってる方もいると伝えられています。先日は『The Walking Dead: The Final Season』エピソード2以降の開発の可能性について触れられましたが、Devolver Digitalなど有名パブリッシャーも元従業員獲得に手を挙げる中、Telltale Gamesそのものが今後どのような対応をとっていくのかも注目する必要がありそうです。
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