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「SIGGRAPH Asia 2018(シーグラフアジア2018)」運営事務局は、東京国際フォーラムにて記者会見を開催しました。この記者会見は、東京で初めて開催される「シーグラフアジア」の概要を説明するもので、基本説明の他にも「Real-Time Live!」や「VRシアター」、「映像制作の仕事展」の併催されるイベントの見どころや特徴などが語られました。
会見には、カンファレンスチェアを務める安生健一氏と、シ―グラフアジアのナショナルマネージャーである宮崎元一郎氏が出席。またゲストにはLuminous Productionsの長谷川勇氏、講談社VRラボの石丸健二、ボーンデジタルの西原紀雅氏が加わります。
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初めに安生健一氏がイベントの概要を説明。「シーグラフ(SIGGRAPH)」は、米国で約40年前から毎年夏に開催されているイベントで、「コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術(Special Interest Group on Computer GRAPHics)」の略です。「シ―グラフアジア」は、シンガポールや香港、マカオなどで開催されており、2009年には横浜で、15年には神戸、そして本年は初めて東京で開催されることになります。
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「シーグラフアジア2018」のキーコンセプトはクロスオーバー。様々な分野の人や企業、エンターテインメント、テクノロジー、アートが様々な垣根を越えて交わる場所と位置付けています。基調講演はNASA(JPL)のDavid Oh氏と、MITのErik Demaine氏、そしてGroove Xの林要氏の3名が登壇予定です。
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プログラムの応募総数と採択件数では、Student Volunteersが最多の応募567件/採択183件で、次にTech.Papersが応募380件/採択112件と続いています。またVR/ARに関しては応募81件/採択20件と高い応募倍率であったことが明らかになりました。
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続いて宮崎元一郎氏が登壇し、開催日時の概要や、出展者/スポンサーの解説に入りました。東京国際フォーラムで開催される「シーグラフアジア2018」は、2018年12月4日から12月7日まで開催される予定。10月23日の時点で出展/スポンサー企業数は65社、来場者見込み数が1万人、そして受講パスの事前登録では1,600件となっています。
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スポンサー企業には、Forum 8やCyber Agentをはじめ、UnityやDeNA、そしてバンダイナムコスタジオ、フロム・ソフトウェアなどゲーム関連企業も多数。文京大学や立命館大学、慶応義塾大学、タイ/台湾/釜山パビリオンなど大学や国外のスポンサーも多いとのことです。
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プログラムは、テクニカルブリーフやVR/AR、アート展示など12種類に及び、内容もコンピュータグラフィックスだけでなく、デジタルメディアとコンテンツ、ハードとソフト、デザインそしてゲームなど多種多様です。
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プログラム内容を説明した後、長谷川氏による「Real-Time Live!」の解説が始まりました。これは最先端のリアルタイム/インタラクティブ技術の“ライブ”形式によるコンペティションで、モバイルやコンソール、VR/ARなど項目は様々で、「シーグラフ」の人気イベントの1つとされています。
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具体的には、講演者が登壇しながら実際にコンテンツを動作させながら説明するという内容で、「何が、どのように処理されているのか?」を直観的に知れることが特徴です。「シーグラフアジア」では初めての開催となり、米仏新日など10チームによるライブ・デモを予定。開催日は2018年12月7日の最終日午後4時から午後6時を予定しています。
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続いて、講談社VRラボの石丸健二氏が壇上に上がりVRシアターを解説しました。VRシアターは、その名の通りバーチャルリアリティーの空間を用いた物語のイノベーションを専用の劇場空間で鑑賞するというもの。ピックアップされるタイトルは、今年最も優秀と評価を受けた4作品を連続的に12席からなる劇場空間で鑑賞します。
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審査員はポリゴンピクチュアズの塩田周三氏と、講談社VRラボの石丸健二氏、Nexus ProductionsのTuna Bora氏、そしてエジェの待場勝利氏の4名。審査基準は、「Craftmanship(技巧)」と「Relevance(意義)」、「Originality(オリジナリティ)」、「Does it move you?(あなたの心が動かされたか?)」の4点からです。
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上映作品は、「Google Sporlight Stories: Soaria」とスクウェア・エニックスのコミック原作とした「結婚指輪物語VR」、Pinta Studiosの「Shennong: Taste of Illusion」、そして講談社の「Hop Step Sing! 覗かないでNakedハート」の4作品となります。
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最後は、プロダクションギャラリー「映像制作の仕事展」の説明に西原紀雅氏が壇上に上がりました。この展示では、「コンセプトアーティスト」と「マットペインター」、「特殊メイクアップアーティスト」、「特殊造形師」、「モデラ―」の5分野に焦点を当て、アナログ/でデジタル両面の制作の裏側を紹介します。開催期間は、2018年12月4日から12月7日までを予定し、入場は無料です。
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参加アーティストは、庄野晴彦氏や田島光二氏を始めとした16名が参加。見どころとしては、ハリウッドで活躍する現役クリエイターによる作品展示と、映画で実際に使用されたミニチュア、そしてプロジェクターで映し出される圧倒的な世界観のコンセプトアートが展示されます。これらの発表をもって記者会見は終了しました。
なお、GameBusiness.jpは「シーグラフアジア2018」の公式メディアパートナーとして、みどころの紹介や当日のレポートなど、複数の記事に渡って本イベントをカバーして参ります。ゲーム業界の皆さまに役立つ情報をお届けしていきますのでご期待ください。
シーグラフアジア2018公式サイト
(c) ACM SIGGRAPH