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2019年6月28日、デルは同社の展開するゲーミングブランド「ALIENWARE」シリーズの新製品「NEW ALIENWARE m15」、「NEW ALIENWARE m17」を発表し、同日より国内での販売を開始しました(関連記事はこちら)。編集部では、同日に行われたメディア向けの新製品発表会後、「ALIENWARE」グローバル プロダクト マーケティング マネージャーのEddy Goyanes(エディー・ゴヤネス)氏にお話をうかがうことができましたので、その模様をお届けします。
――「NEW ALIENWARE m15」、「NEW ALIENWARE m17」は、1月にアメリカで開催された「CES 2019」でお披露目となった「LEGEND」デザインを引き継いでいます。「LEGEND」デザインへの反響はいかがですか?
「ALIENWARE Area-51m」由来となるこのデザインには、おかげさまですばらしい反響がありました。これからのモデルは、すべてこの「LEGEND」に基づいたデザインでお届けしていきます。「NEW ALIENWARE m15/m17」に関しては、その薄さ(20.1mm~20.5mm)を評価してくださる声も多いです。デザインと薄さという2つの要因があわさって、このようないい反響につながっているのだと思います。
――新カラーとなる「ルナライト(シルバーホワイト)」への反響はいかがでしょう。
エディー・ゴヤネス氏(以下ゴヤネス):当初は「リスキー(な選択)かもしれないな」という思いもありましたが「COMPUTEX TAIPEI 2019」や、「E3」へ出展してのみなさんからの反応を見るとこちらも上々で、胸を撫でおろしています。
――個人的な感想ですが、ブランド名やエンブレムと相まって、UFOのような魅力があると思います。
ゴヤネス:ありがとうございます。こうして発表する前に、FORCASで多くの方にさわっていただいて反応をモニターしたのですが、そこでも同じように「UFOや宇宙船のようだ」という声を複数いただきましたよ(笑)。
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――前モデルと比べると、キーストロークが1.4mmから1.7mmと深くなりつつも、より薄型になっているのは驚きました。
ゴヤネス:キーボードが一段下がるようなデザインで収める形にできたことと、外からは見えない部分――マザーボードやCPUを最適化できたのが大きいですね。キーイルミネーションにも対応しており、色はRGBで自由に設定できます。キーだけでなく、エイリアンのロゴや背面のデザイン部分など、すべてを違う色に設定したり、明滅させたり、異なる色に変移させるような設定もできます。
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また、社内にはヒアリングを専門に行うチームがあり、デベロッパーと一緒に作り込んだコードを採用していますので、その時遊んでいるゲームにあったライティングを実現できています。パブリッシャーからも意見をもらいました。
――そうした意見交換が、スペックに反映されるようなこともあるのでしょうか?
ゴヤネス:今回お力を借りたのは、目立つように、目を引くように、エッジまでクリーンに見えるように……と、あくまでライティングに関することですね。スペックまで変えることはないです。
――発表回では、メモリを交換できるようにするより、薄さを優先したとおっしゃっていました。用途としては持ち運ぶようなことも想定しておられるのでしょうか。
ゴヤネス:基本的には、やはりご自宅などでデスクに置いて使っていただくことを想定しています。ですが、モバイル端末である以上、やはり薄さと軽量化も突き詰めていくべきだと考えました。15インチサイズのゲーミングノートの中で、もっとも薄く、軽量で、かつパワフルであることを目指しました。
――デルでは、これまでに「ALIENWARE」シリーズの無料アップグレードキャンペーンなども行っています。今回のモデルがその対象になることはあるでしょうか?
ゴヤネス:今回はその予定はありません。メモリやCPUがマザーボードに直付けされていますので、メモリを変えようと思ったらマザーボードごと交換しなければならないんです。
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――なるほど。今年初頭に、前モデルである「ALIENWEARE m15/m17」と「AREA51m」が発表された時は、Riot Gamesとのパートナーシップ締結も発表されましたが、そのような展開の予定などはありますか?
ゴヤネス:e-Sports市場ではデスクトップPCが使われることがほとんどですので、今回の新モデル発売に際して……という意味でしたら、今のところ新たな展開などは予定しておりません。もちろん、Riot Gamesさんとのパートナーシップは今も続いていますよ!
――今回発表された「NEW m15/m17」でお気に入りの構成や組み合わせをお聞かせください。
ゴヤネス:やはり「NEW m15」の有機ELパネルはいいですね! 一度これを体験すると、もう戻れなくなりますよ(笑)。新カラーのルナライトは私もお気に入りです。非常に個性的で、意外性のあるものにできたと思います。とはいえ、これまでの雰囲気を踏襲しているダークサイド オブ ザ ムーンも捨てがたいんですけどね。日によって好みが変わってしまったりするくらいです(笑)。
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――それでは最後にあらためて、セールスポイントをお聞かせください。
ゴヤネス:「LEGEND」デザインは将来を見据えたビジョンを形にしたものでありつつ、曲線が多めであったり、角が彫刻的なラインを描いていたりという、2000年代前半のルーツに立ち返るものでもあります。マグネシウム合金のおかげで、よりスリムに。新しいガラス製タッチパッドで、より快適に。
外から見えない部分にも、私たちが「Hyper Efficient Voltage Regulation」と呼んでいるCPU用の6フェーズ電圧レギュレーターとGPU用の8フェーズ電圧レギュレーター、そして風力が向上したファンと複合材ヒートパイプによる強力な冷却フローを採用するなど、すべてにおいて前モデルから向上しています。今まで以上の上質なゲーミング体験ができることをお約束しますよ。
――ありがとうございました。
「ALIENWARE」シリーズの最新モデル「NEW ALIENWARE m15」、「NEW ALIENWARE m17」は好評発売中。7月13日(土)~15日(月・祝)にかけて、東京・秋葉原の「ALIENWARE STORE AKIBA×Dell RealSite」では、両モデルのタッチ&トライができる発売記念イベントが開催予定です。
NEW ALIENWARE m15
- プロセッサー:Core i7-9750H/Core i9-9980HK
- ビデオカード:GeForce GTX 1660Ti/GeForce RTX 2060(オーバークロック対応)/GeForce RTX 2070/GeForce RTX 2080
- ディスプレイ:15.6インチFHD(1920×1080)60Hz/15.6インチFHD(1920×1080)240Hz+Tobii Eyetracking対応/15.6インチ4K有機EL(3840×2160)60Hz+Tobii Eyetracking対応
- メモリー:16GB 2×8GB DDR4 2666MHz(増設不可)
- ハードドライブ(SSD):シングルドライブ…256GB/512GB/1TB/2TB/RAID 0ドライブ…512GB(2×256GB)/1TB(2×512GB)/2TB(2×1TB)/4TB(2×2TB)
- 本体カラー:ルナライト(シルバーホワイト)/ダークサイド オブ ザ ムーン(ダークグレー) ※選択可能なカラーは構成により異なります
- 本体寸法(W×D×H):360.5×276×17.9~20.1mm ※Tobii搭載時は360.5×276×18.3~20.5mm
- 本体重量:約2.16Kg
- 最小構成価格:212,980円~
NEW ALIENWARE m17
- プロセッサー:Core i7-9750H/Core i9-9980HK
- ビデオカード:GeForce GTX 1660Ti/GeForce RTX 2060(オーバークロック対応)/GeForce RTX 2070/GeForce RTX 2080
- ディスプレイ:17.3インチFHD(1920×1080)60Hz/17.3インチFHD(1920×1080)144Hz+Tobii Eyetracking対応
- メモリー:16GB 2x8GB DDR4 2666MHz(増設不可)
- ストレージ(SSD):シングルドライブ…256GB/512GB/1TB/2TB/RAID0ドライブ…512GB(2×256GB)/1TB(2×512GB)/2TB(2×1TB)/4TB(2×2TB)
- 本体カラー:ルナライト(シルバーホワイト)/ダークサイド オブ ザ ムーン(ダークグレー) ※選択可能なカラーは構成により異なります
- 本体寸法(W×D×H):399.8×295.5×18.6~20.5mm
- 本体重量:約2.63Kg
- 最小構成価格:232,980円~