米陸軍は、次世代戦闘車両部門横断チーム(NGCV CFT)に無人車両のフィードバックを提供するため、第4歩兵師団の兵士30名を用い、ビデオゲームを用いた仮想実験を実施しました。NGCV CFTの監督を務めるRoss Coffman准将によれば、本実験は、戦闘車両を用いた作戦環境下で、車両にどのような技術が重要かを理解するために行っているとのこと。記事内では、新技術のテストをするにあたり、実地での活動や車両の習熟が必要なくなるため、資源の削減になるとも言及されています。兵士たちは、乗組員の配置、陣形、航空無人機のターゲット識別などのフィードバックを提供しました。仮想実験は5日間に渡って行われ、兵士たちがどのように戦闘車両を使うか、どのような技術が使えるか、車両バリエーションの有用性の評価や、無人の航空支援システムの限界などを調べたとのこと。ある兵士の報告では「無人戦闘車両は、他のヘルファイアミサイルを有する無人戦闘車両の目標補足などに有用であった」としています。実験は、年を通して継続されるとのことで、次回の仮想実験は12月に再び5日間を使って行われる予定。米陸軍はかねてよりBohemia Interactiveが手掛ける『Arma』シリーズの軍用版『Virtual Battlespace』の兵士訓練採用などで知られていますが、無人機時代には更なるゲームの利用法も存在するようです。なお、米陸軍の発表内では今回の実験風景として『Arma 3』に酷似した画面構成のソフトを用いていることが確認できます。
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