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Valveが、ゲーム配信プラットフォームSteam上から、いくつかのパブリッシャーの関わるものを中心とした、800本以上のタイトルの一斉削除を行ったことが明らかにされました。
これは、第三者サイトSteam Toolsなどが確認したもので、Siberian Digitalや、Dagestan Technology、Atriagames、EH Technologyなどの、主に1,000円以内のタイトルを扱うパブリッシャー・デベロッパー群が対象。
タイトルとしては『Bloodbath Kavkaz』や『Failed State』、『Dispatcher』、『Bloody Boobs』、『Blood Harvest』、『Crystal City』、『What's under your blanket !?』、『Electric Highways』など多岐のジャンル・内容に及び800本以上、Steamにおいても過去最大級の一斉削除となりました。中には評価1,000件以上かつ評価内容が「非常に好評」の作品も含まれています。
Valveは今回の一斉削除の理由について、PCGamerに対し、詳細は不明ながら「Steamworksツールの悪用が行われたため」としており、関係するパートナーに対してはメールを送信したとしました。一方で、Redditでは今回の削除の対象となった多数のデベロッパーの内1名が「一切の告知・理由の通告はなかった」と述べていますが投稿は後に削除。
異なるデベロッパーは、Valveから受け取った内容によればバンドルの悪用が指摘されていると発言。行われたのがSteamキーを利用したレビュー操作であり、以前のパブリッシャーが該当行為を行ったため(過去に同パブリッシャーに関連していた)自身のゲームも削除されてしまったとして、Valveへ自身のゲームの復活を求める旨を明らかにしました。
※UPDATE(2019/11/26 19:09):後に公開された、海外メディアでのValveのコメントなどを踏まえ本文を更新いたしました。