
日本eスポーツ連合(JeSU)は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営適正化法)の第2条第1項第5号営業(ゲームセンター等営業)に該当しない参加料徴収型の大会の範囲を明確化するために、「JeSU参加料徴収型大会ガイドライン」を制定しました。
これまで国内では、会場内にゲーム機を多数設置した上で参加者から料金を徴収して実施する形式のe-Sports大会が、風営適正化法の「ゲームセンター等営業」に該当するかどうかについて議論されてきました。そんな中、今回のJeSUによるガイドライン制定により、「ゲームセンター等営業」に該当しない参加料徴収型大会の範囲が明確化。ガイドラインに沿えば、風営適正化法に違反しない形で同形式のe-Sports大会を開催できるようになります。
さらにJeSUは、ガイドラインに基づく参加料徴収型大会の実施を推奨するため、認証制度の運用も予定。届出を義務化するものではないものの、希望者には所定の様式に基づいて届出を行うことで、大会がガイドラインに従っているかについての審査が受けられます。認められた場合はJeSUからの適合認証が行われ、より安全に大会を開催できるようになるとのことです。
なお、JeSUは今後、e-Sports大会の実施に関連する法規制(著作権法、不当景品類及び不当表示防止法、刑法(賭博罪)、風営適正化法など)などで注意すべき点をまとめた「eスポーツ大会かんたんマニュアル(仮称)」を公開する予定も明かしています。