一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)は2025年1月15日、パシフィコ横浜 国立大ホールにて、「日本eスポーツアワード2024」表彰式典を開催しました。
今回で2回目を迎える「日本eスポーツアワード」は、その年の日本国内eスポーツ界における功績と貢献を称える、年に一度の祭典。選手やチームのみならず、企業、団体、個人にも幅広く焦点を当て、多岐にわたるカテゴリーで功績を讃えます。
本稿では、大会/ゲーム/チーム賞受賞者のコメントをお伝えします。
オープニング
一般社団法人日本eスポーツ連合 会長 早川英樹氏 コメント
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開会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。この日本eスポーツアワードは日本国内のeスポーツ界における功績を表彰する年に一度の祭典でございます。昨年、私共のJeSU創設時からの念願でございましたeスポーツ産業を包含するアワードの初開催が実現し、ネットを通じて30万人以上のファンにご視聴いただくなどたいへん多くの反響をいただきました。
本アワードはプレイヤーやプロチームのみならずeスポーツ市場を支える企業、団体にも幅広く焦点を当てまして、地方創生、社会貢献、障害功労など多岐にわたるカテゴリーにおける卓越した功績を称えてまいります。受賞者の功績を永遠の価値として記録し、後世に伝えておくことで日本国内のeスポーツ界の発展、そしてさらなる進化を推奨することを使命にしております。
2回目となるeスポーツアワード2024は横浜市との共同開催となります。国際貿易都市横浜から新たなeスポーツ文化を世界に発信することで、本アワードの価値が一層高まることを目指しております。
また、今回はオフィシャルパートナーとしてソニーマーケティング株式会社にサポートいただいております。さまざまな領域でeスポーツの発展に貢献している同社をパートナーとして迎えることは、本アワードのさらなる魅力向上につながると確信をしております。改めまして本アワードが大切にしている理念としまして選手への称賛、文化情勢、社会貢献、公平公正を掲げておりますが、何よりも大切にするのはファンとともに歩むということでございます。
情熱をもってeスポーツを追いかけるファンこそが今本当に輝いている人が誰なのかを熟知する存在でございます。ファンに寄り添いその瞬間瞬間のリアルな情熱をアワードという形で歴史に残すことはeスポーツの歴史にとって大きな財産になると信じています。
最後に本アワード開催に当たってご尽力いただきました関連省庁、関連団体、協賛並びに協力会社の皆様、そして審査員の皆様に深く感謝を申し上げます。
第99代内閣総理大臣 自由民主党副総裁 菅義偉氏 コメント
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日本eスポーツアワードのご開催を心からお祝い申し上げます。
また開催に当たりご尽力をいただきました実行委員会の皆様、横浜市の皆様に厚く御礼申し上げます。eスポーツアワードが地元横浜で開催されることを大変嬉しく思います。
eスポーツは性別や年齢、障害の有無や対戦相手との距離を問わず、世界中で誰もが楽しめるものです。日本においてもその裾野は確実に広がってきており、デジタル人材の育成に繋がることはもちろん、地域活性化や多様な社会の実現のためにも重要な文化であり産業です。
ここ横浜市においても少子高齢化、人口減少社会となる中で持続可能な発展を継続していくためには、作り上げてきた魅力を最大限活かし次なる新たな価値を見出していかなければなりません。そうした中でeスポーツアワードが横浜で開催されることはまさに仁義を得たものと思います。横浜の地からeスポーツの力で世界中に連帯と協調の輪が広げられるように、横浜全体で盛り上げていきたいと思います。
結びに受賞された皆様に経緯を表しますとともにアワードを通じてeスポーツが益々発展されますことを祈念し、お祝いの挨拶とさせていただきます。おめでとうございます。
共同主催者 横浜市長 山中竹春氏 コメント
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本日はeスポーツアワードのご開催、誠におめでとうございます。
ご尽力をいただきました日本eスポーツ連合並びにソニーマーケティングをはじめ、関係各位の皆様に心から感謝を申し上げます。そしてこの度ご受賞をされた皆さん、本当におめでとうございます。皆様の力でeスポーツの魅力をもっともっと日本に発信していってください。
eスポーツはさまざまな可能性を秘めています。特にインクルーシブで包摂的な社会の実現に力を発揮すると期待されています。年齢、性別、障害の有無、国籍、あらゆるものを乗り越えて交流することができる、対戦することができる魅力をeスポーツは持っています。教育にも福祉にも国際交流にも、さまざまなものへの応用が期待されています。ぜひ横浜市としても今後もeスポーツを応援して参りたいと思います。
結びになりますがこの度のご受賞、誠におめでとうございます。ありがとうございました。
eスポーツ大会賞
ストリートファイターリーグ
カプコン Eキャラクターライセンス事業統括 グローバルeスポーツ事業部 eスポーツ大会企画室 eスポーツ運営推進チーム チーム長 早見拓也氏 コメント
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ストリートファイターリーグがeスポーツ大会賞を受賞できましたことを心より光栄に思います。
今回の受賞は円滑な配信を行っていただいた協力会社の皆様、また素晴らしい試合を見せてくれた選手の皆様、そして大会を支えてくれたスポンサーの皆様、そしてなによりいつも熱い声援を送ってくださるファンの皆様のおかげで今回受賞することができました。
ストリートファイターリーグは、「ストリートファイター」の競技シーンをより楽しく、より感動を届けるために今まで尽力して参りました。今回、その成果がこのような形で報われたことを非常に嬉しく思います。
ストリートファイターリーグは2月11日に同会場のパシフィコ横浜でグランドファイナル、そして3月5日からは両国国技館で「CAPCOM CUP 11」と「ストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップ 2024」が行われます。伝統ある地で新しい伝説が生まれる瞬間をぜひ皆さんにお届けしたいと思っております。
これからもeスポーツシーンの未来のために頑張っていきたいと思いますので引き続き応援よろしくお願いします。
IdentityⅤ Japan League
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※コメントは辞退
Overwatch Champions Series Japan
アクティビジョン・ブリザード ジャパン代表 アレキサンダー・デジョルジョ氏 コメント
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この賞を受賞して大変光栄に思います。Overwatch Champions Series Japanの成功は最初から応援してくださっているファンの皆様、そして大会運営に取り組んできたチームの努力が身に結んだ結果だと考えております。また、OverwatchチームのパートナーであるWDG JAPANのサポートも大きく貢献していると思っています。
彼らの協力があってこそ、このような素晴らしい大会が実現できました。これからも皆さんの期待に応えられるようにWDG JAPANとともにさらなる挑戦を続けて参ります。
常に応援してくださるファンの皆様に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
VALORANT Challengers Japan
Riot Games eスポーツ ジャパン プロデューサー 泉航平氏 コメント
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本日はVALORANT Challengers Japanがこのような賞を頂き、とても光栄に思います。ありがとうございます。
2021年に開幕したこのChallengers Japanですが、日本国内で活躍する選手たちが世界に挑戦する舞台としてここまで成長を重ねてきました。昨年2024年には国内のシーンだけで同時視聴者数25万人を超え、現在世界各地で行われているChallengers leagueのなかでもトップクラスのリーグとして世界で認識され始めています。
日本のChallengersで活躍していた選手たちの多くがTier1リーグであるVCT Pacificへ迎えられることも増えてきており、日本の競技シーンの選手たちの強さが評価され始めてきていることを嬉しく思っています。
昨日、発表させていただきました通り、2025年のシーズンからは日本テレビ放送網様、博報堂DYメディアパートナーズとの新体制によりChallengers Japanをさらに進化させて参ります。明日からはいよいよ2025年のSplit1の予選段階が始まります。今年もまた選手たちの熱い戦いドラマ、感動を分かち合えることを楽しみしています。
最後になりましたが、これまで3年間ともに歩みVALORANT eスポーツ ジャパンを築き上げてくださったRAGEの皆様に心から感謝を申し上げます。RAGEの皆様がVALORANT eスポーツ ジャパンに注いできてくださった熱意、努力こそが原動力となりました。
改めまして、本日はこのような賞に選んでいただきありがとうございました。引き続きChallengers JapanそしてVALORANT eスポーツをよろしくお願いします。
eスポーツゲーム賞
『Overwatch 2』
アクティビジョン・ブリザード ジャパン代表 村田麻氏 コメント
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この度はこのような賞を受賞できたことを大変光栄に思っております。日頃から『Overwatch』をプレイしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。ゲーム開発に取り組んでいるチームの努力が実を結んだと感じております。これからもeスポーツを大きな軸として『Overwatch』は、日本のユーザー様に向けて新しい興奮を提供することを目指して挑戦し続けたいと感じております。
いつも応援してくださっている『Overwatch』コミュニティの皆様に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
『ストリートファイター6』
カプコン ストリートファイター6 プロデューサー 松本脩平氏 コメント
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ありがとうございます。
去年に引き続いてなのですが、賞をいただけたことはとても嬉しいです。『ストリートファイター6』は発売から1年半経ったんですけど、こうやって賞をいただけるというのは遊んでもらえる人が継続して続けてもらえているというのがとても大事だと思っています。『ストリートファイター6』の運営や開発メンバーがいかに楽しんで続けてもらえるのかを意識して開発してくれています。
特に昨日発表した新しいキャラクター「不知火舞」が2月5日に実装されますが、グッと来るようなキャラクターに仕上げてくれています。それだけではなくて色々なところでサポートできる機能とか「AIファイター まねもんくん」のような新しい機能を色々なお客さんに遊んでもらえて次のステップにいけるようなバージョンも用意しているのでずっとずっと『ストリートファイター6』を長く楽しんでもらえるような開発を長く続けていきたいと思っています。
先程、eスポーツ大会賞でストリートファイターリーグを受賞させていただいたんですけれど、公式大会以外でもストリーマーの方やコミュニティの方が、色々な大会やイベントをしていただいています。これが僕達は嬉しくて、このようなことを今後も続けてもらえるような、「スト6おもろいな!」というようなゲームを引き続き作っていきたいなと思っています。
また来年もここに来れるように頑張って運営していきますので引き続きよろしくお願いします。ありがとうございます。
『VALORANT』
VALORANT マーケティングコミュニケーションマネージャー 下田健二郎氏 コメント
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この度は大会に続き『VALORANT』がeスポーツゲーム賞を受賞できたことを大変光栄に思っております。『VALORANT』は2020年にサービスを開始し、今年で5年を迎えます。これまで多くのユーザーの皆様、ストリーマーの皆様、また関係者の皆様のおかげでここまで成長することができました。特に今ではプレイヤー、そしてオーディエンスの約7割がZ世代の方々に支えていただいております。本当にありがとうございます。
ライアットゲームズは、プレイヤーファーストを理念に掲げ大切にしております。今後もこの理念を大切にし、ユーザーの皆様に引き続き楽しんでいただけるよう取り組んで参りたいと思います。今後とも『VALORANT』をよろしくお願いいたします。この度はありがとうございました。
eスポーツチーム賞
FENNEL
FENNEL 代表取締役社長 高島稜氏 コメント
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この度はこのような素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。2024年に一緒に戦ってくれた選手、ストリーマー、スタッフ、FENNELに関わってくれた全員のおかげでこの賞を受賞できたと思っています。本当に本当に心から感謝しております。2025年もFENNELのファンの皆様に多くの熱狂と感動を届けられるよう邁進して参りますので今後とも変わらぬご支援のほどよろしくお願いします。
REJECT
REJECT 代表取締役CEO 甲山翔也氏 コメント
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この度はこのような素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。またREJECTを代表してこの場に立てること、大変光栄でございます。
今回の受賞は選手、スタッフ、そしてなにより応援いただいているファンの皆様やスポンサーの皆様のおかげでございます。また今回の受賞を励みに今後も日本eスポーツ業界を牽引していけるような存在になれるよう引き続き尽力して参ります。最後に、このeスポーツ業界をともに盛り上げるeスポーツチームの皆様や関係者の皆様、すべての皆様に敬意を表します。
本日は本当にありがとうございました。
ZETA DIVISION
GANYMEDE 代表取締役 西原大輔氏 コメント
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この度はeスポーツアワードという素晴らしい場を準備してくださった関係者の方々、本当にありがとうございます。
ZETA DIVISIONは昨年から引き続きeスポーツチーム賞を賜ることができました。そして現在ZETA DIVISIONは選手、ストリーマーを約90名、擁しております。そんな彼らが日頃の努力をした実績の賜物があってこそこのような賞をいただけたのかなと思っています。そして日頃から支えてくださっているスタッフたち、関係企業の方々、本当にありがとうございます。
そしてなによりZETA DIVISIONを応援してくださっているファンの皆様のおかげがあってこのような生えある賞をいただいたということを本当に嬉しく思います。2025年も引き続き、日本のeスポーツシーン、そしてゲーミングコミュニティをより一層盛り上げて参りたいなと思っております。そしてもっともっと国際的にも競争力があるチーム作りをしていきたいと思っておりますので、引き続きZETA DIVISIONの応援をどうぞよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。