
ゲーミング&eスポーツ地区「キディヤ・シティ」を擁するサウジアラビアのギガプロジェクト「Qiddiya(キディヤ)」は、複数タイトルからなるeスポーツ大会「Esports World Cup(以下EWC)」との3年間のパートナーシップ締結を発表しました。
キディヤは「Esports World Cup Foundation」と共にサウジアラビアが推進する経済多角化計画「Vision 2030」の中核をなすプロジェクトの一つで、いずれも政府が資金を提供しています。
リヤドに建設されるキディヤ・シティは「Qiddiya Gaming & Esports District」(ゲーミング&eスポーツ地区)の準備を進めており、完成次第、EWCの開催地となる見込みです。そこには「Elite Esports Bootcamps」の設置も予定されており、最大20のeスポーツ団体を同時に受け入れ、各チームがトレーニングや大会の準備を行うための施設であるとされています。
EWCはeスポーツ史上初となる世界的な祭典で、2024年7月から8月にかけて「2024 Esports World Cup」が初開催されます。卓越した技能を持つ選手たちが複数のゲームタイトルで対戦して覇を競う、ゲーム横断型の競技構造が特徴です。
競技タイトルは『StarCraft II』、『Dota 2』、『Counter-Strike 2』、『Mobile Legends: Bang Bang』、『Rainbow Six Siege』、『PUBG Mobile』、『Garena Free Fire』がアナウンスされており、近日中にさらなるタイトルが明らかになる見込みです。
Esports World Cup Foundation CEO Ralf Reichert氏のコメント
キディヤ・シティと協力できることを大変うれしく思っています。「次世代のゲームとエンターテインメントの拠点となる都市を建設する」という計画を初めて目にしたときは想像するのも難しかったですが、今では毎日、建設現場の進捗状況を目の当たりにしています。数年後には、キディヤ・シティがEWCの開催地となる予定です。