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DRM技術「Denuvo Anti-Tamper」やアンチチート技術「Denuvo Anti-Cheat」で知られるIrdetoは、「PlayStation5 Tools and Middleware」プログラムに参画したことを発表しました。これにより、PS5向けソフトを開発・販売しているデベロッパーやパブリッシャーに対して、同社のアンチチート技術を提供できるようになります。
Irdetoのマネージングディレクターを務めるReinhard Blaukovitsch氏は、「チートというものは、真面目に遊んでいるプレイヤーのゲーム体験を台無しにしてしまいます」「チートのせいでアクティブプレイヤー数が減少し、パブリッシャーの収益も縮小していきます。世界の名立たるデベロッパーを支援することで、PlayStation 5のゲーマーの皆様にリッチな体験をお届けできることを、実に誇りに思います」とコメントしています。
Irdetoはまた、自社のアンチチートエンジンについて「ゲームの動作にマイナスの影響を与えず、また開発者のワークフローにも煩わしさをもたらさない」と自信に満ちたコメントを出しています。
しかし、PC版『DOOM Eternal』にて「Denuvo Anti-Cheat」導入後にパフォーマンス低下やクラッシュなどの不評の声が上がり、その結果として1週後に同アンチチートの削除が決定されたこともあるなど、上記の「ゲームの動作にマイナスの影響を与えず」というコメントには些か疑問が残ります。