
NHKは3月19日午後11時15分より、BSプレミアム「レギュラー番組への道」枠にて「神田伯山のこれがわが社の黒歴史」を放送します。
番組では講談師の神田伯山さんが、企業の黒歴史ともいえる大コケした商品や一大プロジェクトにまつわるエピソードを笑いに昇華しつつ、教訓となるものを示して挑戦者にエールを送ります。
第1回のテーマは、バンダイが1996年に発売した家庭用ゲーム機「ピピンアットマーク」。米アップル社とタッグを組み、「テレビでインターネットができる“夢の次世代マルチメディア機”」を作り上げたバンダイ。ところがプレイステーションとセガサターンが火花を散らすゲーム業界に意気揚々と進出するものの、売上は一向に伸びず、後に“世界一売れなかった次世代ゲーム機”とまで呼ばれる有様。270億円もの損失を招く結果となりました。
ピピンアットマークはなぜ“黒歴史”となってしまったのか。番組ではその失敗の本質を、徹底取材によって浮き彫りにするとしています。
また、当時の再現VTRは、すべてガンプラのコマ撮り映像で表現するという点も見逃せないポイント。制作統括の伊東恵雄プロデューサーは、講談の魅力を妨げないVTR作りに苦心する中で、ブームになっているガンプラのコマ撮りに注目。「やってみると、グフやドムのプラモデルが、組織の中で一生懸命働くサラリーマンという役柄にピッタリはまって見えて。」と手応えを語ります。
ほかにも番組紹介ページでは、制作裏話や見どころの紹介、収録を終えたばかりの神田さんへのインタビューが掲載されています。番組視聴の前にあわせてご覧ください。