Valveは、携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」に搭載されるタイトルごとの動作状況が確認できる機能を明らかにしました。
これはValveによって審査が行われる、Steam Deck上でのタイトルの動作情報です。例として『Ghostrunner』『Team Fortress』『Half-Life: Alyx』『Day of Defeat』の4タイトルに、それぞれカテゴリが割り振られています。
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『Ghostrunner』に付与された「確認済み」マークは、Valveが定める快適にプレイできるための4つの条件をクリアしたタイトルに与えられるマーク。条件は以下の通りです。
コントローラーのフルサポートがあること。コントローラー入力アイコンや仮想キーボードが適切に表示されること。
Steam Deckのデフォルト解像度(1280×800もしくは1280×720)に対応し、デフォルトの設定が適切であること。また、文字が読みやすいこと。
互換性に関する警告が表示されていないこと。また、ランチャーがある場合はコントローラーで操作できること。
ゲームおよびアンチチートソフトウェア含むすべてのミドルウェアがProtonでサポートされていること。
『Team Fortress 2』に付与された「プレイ可能」マークは、プレイできるものの、Steam Deck向けに最適化されていないタイトルであることを表します。こちらは、Steamワークショップなどから導入できるコントローラー設定をユーザーが手動で選択する必要がある場合や、タッチスクリーンでランチャーを操作する必要がある場合などに割り当てられるアイコンです。
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また『Half-Life: Alyx』に付与された「非対応」マークは、VR必須などによってSteam Deckでの動作が不可能なタイトルです。『Day of Defeat』に付与された「不明」マークは、まだValveによる審査が完了していないタイトルになります。
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Steam Deckから閲覧できるストアの最初のタブには「Deck Verified」マークが付与されたタイトルのみが表示されますが、他のタブですべてのゲームを表示できます。購入時はもちろん、すでに所持しているライブラリでもValveの審査情報がひと目で確認できます。
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この審査はすでに開始されており、発売後も継続して行われる予定。ゲーム側のアップデートやSteam Deck側のソフトウェアの改善によって再審査される場合もあるとのことです。また、Steam Deckの発売前にカテゴリを確認できる方法も検討中で、近日中に詳細が共有される予定です。