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Xbox部門のトップであるフィル・スペンサー氏は、ニューヨーク・タイムズのインタビューでXboxを取り巻く状況について答えました。
スペンサー氏はインタビューで近年流行している「メタバース」について、「我々はゲームから早い段階で、仮想空間では誰しもが公平であり、外見やニックネームなどによって自分だけの個性を持てることを学んでいました」と、メタバースがあくまでゲーム世界の延長線上にあることを強調しています。
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コロナ禍がビジネス面で与えた影響を「ゲーム需要が増えたのは予想外」だったと振り返り、当初は「パンクしたネットワークの対応に追われた」と話しています。そして、Xbox Series X|Sなどが入手困難になっている現状を「供給量自体は今まで通りだが、需要がそれを上回っているから」と説明。「転売屋やそのボットの為に大量の在庫を用意するのではなく、本物のお客様の手に届くように社員が24時間常に取り組んでいる」と述べました。
現在自社で取り組んでいるXbox Cloudについては「スマートフォン、タブレット、TVなどの枠組みを超えてXboxを遊べるようにしたい」としています。Netflixなど従来のストリーミングとは違い、サブスクリプションだけではなく「購入という“ゲームの伝統的な選択肢”があることが大きな違いだ」と語り、「ディスクの需要が根強い事から今後も物理媒体で売っていく」とのことです。
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Xbox Live上の荒らしや政治的活動について同氏は、Xboxは「言論の自由のためのプラットフォームではなく、あくまでビデオゲームのためのもの」と位置付けました。近年買収したTwo Hat社が所有する会話モデレーションソフトCommunity Siftや会話を監視するAIなどを使い、一定のラインを超えた会話には警告メッセージを送ったり通報ボタンを用意したりすることで対策し、「今後はBANやブロックされたユーザーのリストをDiscordなどの他ネットワークサービスに持ち込めるようにしたい」と語っています。