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現地時間7月6日、ロシア・エカテリンブルクの地方裁判所にて同国史上初となる、「ゲーム業界への無許可の妨害行為」に対する有罪判決が下されました。
今回有罪判決を下されたのはアンドレイ・キルサノフ被告であり、彼は2013年2月から2020年7月にかけて『World of Tanks』と『World of Warships』のボット・チートを販売していたとのことです。
本行為はロシアの刑法第273条(コンピュータ上のデータへの不正アクセスにより、データの破壊、 遮断、変更若しくは複製を行い、 又はコンピュータやネットワークの 機能に障害を与える行為を禁止)に抵触したとして、被告には2年6カ月の自由制限(住居を無許可に変更できず、国家機関の監視下におかれる)が言い渡されました。
ゲーム関連の場合、過去にロシアでは『マインクラフト』内でFSB(ロシア連邦保安庁)の爆破を企てた青年が、執行猶予付きの有罪判決を受けましたが、本件は「ゲーム業界への無許可の妨害行為に対する国内史上初の有罪判決」であると現地メディアPlayer Oneは報じています。