2022年8月3日、任天堂は、2023年3月期第1四半期の決算を発表しました。
■2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~同年6月30日)
(単位は百万円) | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
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2023年3月期 第1四半期 | 307,460 (△4.7%) | 101,647 (△15.1%) | 166,723 (29.6%) | 118,984 (28.3%) |
2022年3月期 第1四半期 | 322,647 (△9.9%) | 119,752 (△17.3%) | 128,610 (△14.4%) | 92,747 (△12.9%) |
(注)包括利益 2023年3月期第1四半期 182,428百万円(86.6%) 2022年3月期第1四半期 97,746百万円(△11.9 %)
2023年3月期第1四半期(2022年4月~6月)のスイッチは、4月に発売された『Nintendo Switch Sports』が484万本、6月発売の『マリオストライカーズ バトルリーグ』が191万本の販売を記録。
『星のカービィ ディスカバリー』が188万本(累計453万本)、『マリオカート8 デラックス』が148万本(累計4,682万本)を記録するなど前期以前に発売されたタイトルも安定した販売状況を見せ、ミリオンセラーは4タイトルとなりました。
ハードウェア販売台数は343万台、ソフトウェア販売本数は4,141万本を記録。半導体部品の供給不足などによる影響もあり、前年同期比でハードウェアは22.9%減、ソフトウェアは8.6%減となっています。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスは、スイッチのソフトのパッケージ併売ダウンロード版が好調に推移し、Nintendo Switch Onlineによる売上も増加。ソフトメーカーのタイトルの追加コンテンツが販売を伸ばしたことも加え、デジタル売上高は880億円(前年同期比16.0%増)となっています。
モバイル・IP関連はスマートデバイス向け課金収入の減少で、売上高は109億円(前年同期比16.8%減)となりました。
売上高は3,074億円(うち海外売上高2,455億円、海外売上高比率79.9%)、営業利益は1,016億円となっています。また、為替相場が円安に推移したことで為替差益が517億円発生し、経常利益は1,667億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,189億円となりました。
当期の業績予想は2022年5月10日に公表された予想から変更はなく、引き続きスイッチの3つのモデルの魅力を発信して販売の勢いを維持するとともに、9月の『スプラトゥーン3』、10月の『ベヨネッタ3』、11月の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』や、各ソフトメーカーからのタイトルも投入されることで、さらなるプラットフォームの活性化に努めるとしています。
詳細は任天堂公式サイト内の株主・投資家向け情報ページでご確認ください。