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ヒューマンメディアは、2023年3月27日(月)に発刊した「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2023 Vol.16【速報版】」で、2022年の日本のコンテンツ市場規模は推計14兆6,786億円(前年比4.3%増)であると発表しました。前年に続く拡大で過去最大の規模を更新しましたが、円安のためドル建てではマイナス成長となっています。
2022年の日本のメディア×コンテンツ市場の規模と推移
2022年の国内コンテンツ市場14兆6,786億円は日本のGDPの2.61%を占めており、この割合も前年から微増しています。市場の拡大を支えたのは、映像・音楽の配信、電子出版などのオンラインコンテンツにオンライン広告を加えたオンライン市場の拡大です。
オンラインコンテンツはパッケージソフト全体の規模を超え、放送全体の規模に迫っています。オンライン広告は2021年にテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の広告の合計を上回り、2022年はその差をさらに広げました。その結果、2022年のオンライン市場はコンテンツ市場の44.6%と過半近くまで拡大しています。
その他の市場では、コロナ禍で打撃を受けた映画興行とアーケードゲームはコロナ禍前の規模に回復し、カラオケはコロナ禍前の7割程度に回復しました。一方で、拡大を続けてきたスマートフォンゲームは微減、前年まで2年連続増加だった出版も減少しました。家庭用ゲーム(ソフト販売・オンライン)は微増、テレビ放送は横ばい、映像・音楽ソフトと新聞は減少しています。
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2021年の海外メディア×コンテンツ市場の規模と推移
2021年の海外コンテンツ市場でもっとも規模が大きいのはアメリカで、57兆3,102億円でした。それに続く中国は27兆2,191億円となっています。年成長率は中国が約20%、インドが約10%、アメリカと韓国が約6%、日本と欧州諸国は横ばいとなりました。
2021年はオンラインの拡大が顕著で、米国ではオンライン市場がコンテンツ市場の過半を突破したほか、中国は66.02%まで伸びています。同年における日本のオンライン市場の割合は43.2%でした。
また、日本コンテンツの海外進出も好調で、2021年北米での日本マンガの売上は2.7倍となり、仏でも日本のマンガの売上が約400億円以上となりました。
詳細は「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2023 Vol.16【速報版】」をご確認ください。
日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2023 Vol.16【速報版】主な掲載内容
◆2022年の日本のメディア×コンテンツ市場の規模の推計と動向
・2022年の日本の市場各分野の規模の推計、分野別構成、コロナ禍の影響と回復の過程、2008年からの推移、2020年代の動向
・日本の各分野のビジネスモデルの変化
・日本のメディア×コンテンツ関連産業の市場の規模、推移と動向
◆米仏独印中5か国の市場・産業動向と日本コンテンツの進出
・2021・22年の5か国の市場・産業の分野別現地調査レポート
・2021・22年の5か国への日本コンテンツの分野別進出の現地調査レポート
◆世界のメディア×コンテンツ市場(前版から継続掲載)
・2021年の世界20か国・地域の市場の規模、分野別構成、上位5か国のコロナ禍の影響と回復の過程、2020年代の動向
◆日本のメディア×コンテンツの海外市場(前版から継続掲載)
・2021年の日本コンテンツの分野別海外市場規模と国内収入、2012年からの推移
・日本コンテンツの分野別の海外進出動向
日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2023 Vol.16【速報版】
仕様:製本版(A4判・全342P)+CD-R(全ての本文・図表PDFデータ)
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