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2023年5月13日・14日の2日間に渡り、幕張メッセにて「DreamHack Japan 2023 Supported by GALLERIA」が開催されます。
本イベントは様々なコミニュティが集う複合型の大型イベントで、eスポーツタイトルの大会やエキシビジョン、展示ブース、アーティストによる音楽ライブや各自が機材を持ち込んで行うLANパーティーなど、多種多様な楽しみがあります。
本稿では、DreamHack自体の簡単な紹介から、当日(e-Sports Business的に)見ておきたいところなどを紹介していきます
◆「DreamHack」とは
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DreamHackは、1994年にスウェーデンで始まったイベントで、当時は小規模なPCパーティーとして始まり、この際に各々が持ち込んだPCを使う「BYOC(Bring Your Own Computer)」というDreamHackの根幹をなすカテゴリーも生まれました。その後、回を重ねるごとにイベント規模は大きくなっていき、それに連れて音楽ライブや企業のブース展示なども生まれていきます。
2010年頃からはイベントのひとつであった「eスポーツ」が、多くのファンを集めるようになり、eスポーツファンからの強い支持が集まるようになります。そして、2015年にはスウェーデン以外の国と地域にも、複合型イベントとして進出。北米、ドイツ、フランス、カナダなどで開催され、2018年にはアジア圏では初となるインド・ムンバイで開催されました。2019年時点では、年間35万人以上が訪れる大規模なフェスへと成長していきました。
昨年は、アメリカ、スウェーデン、スペイン、オーストラリア、オランダ、インド、ドイツなどで行なわれ、eスポーツシーンを中心に世界中のファンから支持を得ています。そして2023年、「DreamHack Japan」が東アジア圏で初めて日本で開催されることが発表されました。
◆「DreamHack Japan 2023」ではどのようなイベントが行われるか
前述したように、DreamHackは複合型の大型イベントであり、当日はゲームのみならず様々なイベントが行われます。
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・ゲーム
DreamHackの中心となるコンテンツで、賞金付きeスポーツ大会やエキシビジョンイベントなどがステージにて行われます。著名ストリーマーたちが『リーグ・オブ・レジェンド』で争う「LoL The k4sen×DreamHack Japan」、女性ゲーマーによる「VALORANT女性プレイヤーエキシビションマッチ」、「乃木坂46」「櫻坂46」「日向坂46」の“坂道グループ”による対抗戦「スプラトゥーン3 -坂道グループ対抗戦-」などに加え、2023年のeスポーツシーンにおいて多くの注目を集める『ストリートファイター6』を使った「ストリーマーエキシビションマッチ」など、様々なタイトルを扱ったイベントが、2日間に渡り行われます。
・BYOC
「BYOC(Bring Your Own Computer:自分のPCを持って集まろう)」は、PCやゲーム機を参加者各々が会場に持ち寄り、1人1人が自由なスタイルでゲームに没頭する楽しみ方です。ネット環境やデスク・椅子・電源などは会場に用意されており、様々なゲームのイベントにも参加可能です。また、機材レンタルも可能。海外で開催される際は夜通し行われることもありますが、今回は21時30分までとなっています。DreamHackの代名詞とも言えるコンテンツで、当日は盛況が予想されます。
・音楽
7,000人を収容するメインステージにて、様々な音楽ライブを開催。「岡崎体育」や「Creepy Nuts」など、多くのミュージシャンが登場し、ゲームの世界観と連動した演出なども予定。また“Activity Area”のステージでも、DJプレイや個性的なアーティストたちによるライブが披露されます。
・EXPO
DreamHackでは、様々な企業がブースを出展し、最新のプロダクトを紹介しています。ハードウェア等周辺機器や関連商品、グッズ販売に加え、アニメを筆頭に「TOYOTA」「三井物産」など、多くの企業が参加しています。
・エンタメアクティビティ
クリエイターとの交流を楽しむブースや、コスプレイベントなども用意されています。また、『Virture Fighter 5 Final Showdown』のコミュニティ大会「第18回VFR Beat-Tribe CUP」や、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』の5on5大会「第18回クーペレーションカップ」も行われます。
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◆ビジネス目線で当日見て回るなら?
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DreamHack Japanでの体験を仕事に活かすために、ビジネス目線で参加する方もいると思いますが、まずは会場全体の盛り上がりを見ておきましょう。日本初開催のDreamHack Japanがどれだけ盛り上がっているのか、特に人が集まっているブースやエリア、ステージはどこなのかを注視することで、ユーザーの関心や界隈の賑わいを直に感じることができるはずです。
また、EXPOには多くの企業が参加しており、「TOYOTA」ブースではハイエースと『ストリートファイター6』を使ったコンテンツが、「三井物産」のブースでは「三井農林」「海洋堂」も同時に出展、「ReVers3:x」ブースでは裸眼で3Dを楽しめる「空間再現ディスプレイ」を体験できるなど、各企業のユニークな施策・技術に触れることができます。新たな気付きやビジネスチャンスを得ることができるかもしれません。
eスポーツに携わる方は、大会を見て回るのもいいと思います。著名格ゲープレイヤーやストリーマーが参加する『ストリートファイター6』のマッチは必見でしょう。エキシビジョンとは言え、今後メインストリームとなるであろう新作の発売前大会というのは貴重な機会です。『CS:GO』の大会「HoneyCombS CUP #9 Finals at DreamHack Japan」もあります。日本では約3年ぶりのオフライン開催となり、さらにESL(『CS:GO』のプロeスポーツリーグをプロデュースしている)主催としては初となる、TOKYOサーバーによる予選が実施されています。
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BYOCのエリアも欠かすことはできません。PCや機材を自ら持ち込んで参加するということで、ここにはかなり熱量の高いユーザーが集まっているはずです。彼らが使っているデバイスやプレイしているゲームを見てみると、コアなユーザーがどのようなものを求めているかが見えてくるかもしれません(マウスパッド「XTEN」でeスポーツ業界へ参入しているオーティスの代表取締役社長・角本康司氏も、参入のきっかけの一つとしてDreamHackのBYOCを挙げています)。
もちろん、DreamHack Japanの様々なコンテンツを、ユーザー目線で純粋に楽しむのもいいでしょう。なんにせよ、日本での開催という貴重な機会、ビジネスでもプレイベートでも、全力で満喫しましょう!