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『BallisticNG』の開発元であるNeognosisは、24日Steam上にてUnityの一連の騒動を受け同作のスイッチへの移植計画が白紙となったことを明らかにしました。
9月12日の発表以降様々な波紋を呼んでいる一連の動きは、実際に悪影響を及ぼしつつあるようです。
“圧倒的に好評”を誇る人気作も、敢え無く騒動の犠牲に…
『BallisticNG』はハイスピードの疾走感と浮遊感が特徴の反重力コンバットレースゲームで、Steam上でのレビューでは“圧倒的に好評”を誇る人気作品です。
本作は現在PC向けに配信中ですが、ニンテンドースイッチへの移植作となる『BallisticNG NX Edition』が発表され、精力的に開発されている最中でした。
そんな最中に突如発表されたUnityの利用規約の変更、いわゆる“Unity税”導入の発表は各方面に波紋を呼ぶこととなりましたが、本作もまたその影響を受け開発が中止されたとしています。
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今回発表された告知の言葉を借りれば、「かのPR上の大失敗以降、その失敗を取り戻そうとするUnityの努力にも関わらず、我々にいかなる安心と信頼をもたらしうるものではなかった。」とのことで、その不信感を露わにする内容となっています。
発表が引き起こした大きな反響を受け、Unityは現在その火消しに奔走している真っ最中。一旦削除された利用規約のアーカイブを再度復活させるなど、信頼回復に向けた動きを見せてはいるものの奏効しているとは到底言えないのが現状です。
「覆水盆に返らず」とは言いますが、一度失った信頼を取り戻すことは非常に困難なのは言うまでもありません。実際に振り回されることとなる開発側、そして楽しみにしていたユーザーにとっては文字通り大惨事となっているようです。